2008-02-01から1ヶ月間の記事一覧

Pugwash『Jollity』

Pugwashの05年リリースのセカンド。デイヴ・グレゴリー参加、かつアンディ・パートリッジとの共作曲あり。なるほどこれは、XTCの箱庭ポップを継承した作品だ。前作より音が厚くなっていて、既に成熟度を感じさせるが、勢いはファーストの方があるように思っ…

口口口『snowflake』

クチロロのニューシングルはポップス路線の強調された2曲に30分の組曲を合わせた豪華版。生楽器の比率が高いのがいい。 ファーストで際立ったポップスと電子音インストの同居が、振れ幅のあるこのユニットの魅力を一番表していたと思うが、その感覚を呼び戻…

鈴木慶一『ヘイト船長とラヴ航海士』

曽我部恵一のプロデュースによる17年ぶりのソロアルバム。先日の細野晴臣トリビュートでカバーしていた『東京シャイネスボーイ』の混沌ぶりがやはり全面に出ている。 曽我部恵一とのコンビでのテイストは70年代のような音になるかと思ったが、予想に反して電…

キリンジ『朝焼けは雨のきざし』

10周年記念の豪華11曲入りシングル。表題曲はこれまでの連続配信シングルのどの曲よりもクオリティが高い。 他10曲は野音のライブ音源だが、曲によってアレンジが違っていたりして新鮮な印象だ。以前TVで見た頃よりもライブの演奏力はアップしている感じだ。…

Pugwash『Earwarm』

XTC直系のアイルランドのポップバンド、ということで前から気になっていたPugwashというバンド。トーマス・ウォルッシュというおじさんのワンマンバンドのようだが、こいつは久々にいい! いわゆるひねくれポップ系に前評判だけで飛びつくと肩すかしをくらっ…

奥田民生『Fantastic OT9』

なかなか聴けないでいたが、やっと通して聴いてみた。05年の『comp』はミニアルバムのような形式だったので、フルアルバムとしては04年の『LION』以来ということになる。 その『LION』が出色の出来だったので、その後の『comp』で若干拍子抜けしたが、今回は…

ケニー・ランキン『ライク・ア・シード』

巷で密かに盛り上がっているケニー・ランキンの再発。よく知らなかったので多少迷ったが、この3rdだけ購入してみた。結構いいんだな。 AORやソフトロック路線と言われているが、基本はシンガーソングライターの感触。ピーター・ゴールウェイやジェームス・テ…

細野晴臣ストレンジ・ソング・ブック(ディスク2)

やっと聴けた。2枚目。受けた印象は『緊張感』だ。 いろんな意味で、ここ最近の細野さんの活動は緩やかな振り返りとリラックスが漂っていたが、このトリビュートは振り返りというより前を向いている気がする。これで終わった訳じゃなくて、まだ未来は続くと…

細野晴臣ストレンジ・ソング・ブック

久しぶりの更新!海外出張の疲れと毎朝の寒さでペースが乱されました。といいつつ金もないので、今後もぽつぽつの更新となりそう・・・。 そうこうしている間に細野トリビュートの第2弾が出た。いっぺんに聴けないので、まずはディスク1から。今回のメンバ…