2009-01-01から1年間の記事一覧
74年11月の解散コンサート。さよならロックンロール少年、ロックンロール少女。有名なこの台詞は残念ながら収録されていない。 まず音がいい。ベースが随分鳴っている。オープニングはかしぶち哲郎のソロで『紡ぎ歌』。その後は『ウェディング・ソング』だ…
どこかのブログで同じようにこのボックスを1枚ずつレビューしている人がいて、後半さすがに飽きてきたようなことを書いていたが、確かに少し麻痺してくる。まるで永遠に続くかのようなこの感覚。でも次のディスクではもう解散なんだよなあ。 しばらくためて…
perfumeのライブをケーブルで見たり、大量にニコニコ動画にアップされた坂本龍一のサウンドストリートを聴いたりと忙しい毎日。年末年始にかけては特にNHK-BSで音楽関連の番組が目白押しだ。ビートルズ系はやっぱり多いですね。 74年郡山ワンステップ・フェ…
5枚目。ここまで来て、まだ半分であることにまず驚く。本当にボリュームのあるボックスだ。 ここから74年の音源に突入。代々木のライブハウスの演奏を丸ごと収録したもので、72分くらいある。オープニングは何と『ウェディング・ソング』で、『火の玉ボーイ…
73年12月の渋谷ジァンジァンでのライブ。フル収録なのか、74分近くもたっぷりと入っている。若干音は籠り気味だが、演奏は余裕たっぷりでひとつコンサートを見たような感覚を与えてくれる。 あがた森魚に提供した『キネマ館に雨が降る』の自演や、かしぶち哲…
3枚目は73年12月にシュガーベイブの1stコンサートに客演した時の演奏。うん、これは素晴らしい! 冒頭にはちみつぱいを紹介するのは大貫妙子。そのまま『月夜のドライヴ』に入っていく。音も比較的良くて、臨場感が伝わってくる。和田博巳のベースが太くて引…
2枚目は72年仙台の音源から73年のTVK出演時のものまで。仙台での演奏はエキセントリックでほんとにマザーズみたいだ。 以前も書いたが、かつて卒業旅行で九州に出かけた時に、阿蘇山へ向かう電車の中でこの曲とあがた森魚の『いとしの第六惑星』を思わず窓の…
臨時収入が入ったので、また10年後悔しないために、はちみつぱいのLive9枚組ボックスを購入。これで幸せな年末年始を手に入れた。 はちみつぱいはムーンライダーズの前身バンドだが、70年代初期の活動中にアルバム1枚、シングル1枚しか出していない。そのア…
やった・・。遂に見つけた!ムーンライダーズ98年リリースの『月面讃歌』セルフ・カバー・アルバム。探しましたよ10年間。この年末はこんなのばっかりだな。アニー・ハズラム、ベアズヴィル・ボックスに続いて、密かに快挙!ディスクユニオンに本当にサクッ…
最後! 85年に事実上休止したベアズヴィル・レコードの最後期を収めたこのディスクには70年代後半から80年代前半の音源が並ぶが、若干失速気味なのは否めない。それでもベアズヴィルで一番ヒットしたというランディ・ヴァンウォーマーの曲はさすがに自分も聞…
最近はロックが本格的にオヤジの音楽になってきたと感じることが多い。ビートルズのリマスターもそうだし、会社で話していても話が弾むのは40代のおっさんばかりだ。ディスクユニオンで熱心にCDを漁っているのもおじさんばっかりだ。 このボックスの3枚目で…
ちょっと地震に驚きながら2枚目を聴いています。 ディスク2はハングリー・チャック、ボビー・チャールズ、ジェシ・ウィンチェスター、ポール・バターフィールドといったアーシーなアメリカン・ロックを集めた1枚。96年の初回発売当時は未発表曲の嵐だったよ…
96年に出てその後廃盤になっていたベアズヴィル・レコードのボックス・セットが奇跡の再発!探したなあ、これも。出た時は「トッド・ラングレンは全部持ってるからいいや」と見過ごしていたが、その周辺の音楽が軒並み収録されていて、レコード・コレクター…
08年にリリースされたフリート・フォクシーズのデビュー・アルバムは、その年岡村詩野さんがベストアルバムに入れていたので気にはなっていた。その後、各方面で話題になっていることや、鈴木慶一がムーンライダーズの新作に関するインタビューで話題に出し…
01年に出たこのアルバムは発売当時カントリー風ということで、「今何故カントリー?それもプリファブ・スプラウトが?」という違和感と「ヨルダン・ザ・カムバック」の大作主義への違和感から手が伸びなかった。 しかし、何といっても『スティーヴ・マックイ…
絶対いいに決まっているアニー・ハズラムの77年作1stソロ。3年くらい探していたが、中古屋にサクッと置いてあったので15分程迷って購入。ちょっと高かったが、ここで買わないとまた10年後悔するからなあ。 アニー・ハズラムという人はルネッサンスというプロ…
先日出た新作があまりによかったので、97年リリースの『アンドロメダ・ハイツ』も聴くことにした。時間軸では先日の『Let's Change The World With Music』の方が先に作られて、お蔵入りになり、その後7年のインターバルを置いてリリースされたのがこの作品…
やっと手にしたデヴィッド・シルヴィアンの新作。前作の『Blemish』が相当に難解な作品だったので、おっかなくて手を伸ばせずにいた。まあ金もなかったのだが・・。 即興演奏にボーカルを乗せていくスタイルは前作と変わらない。でも本作はアコースティック…
3年ぶり。カーネーションの新作。3ピース以降のカーネーションは絶好調だが、前作を最後にドラムの矢部浩志が抜けてしまったので今は2ピース。それでも先行シングルの『ジェイソン』は期待に違わぬ傑作だった。 初回盤はPVの入ったDVD付。ちょっと高いけど…
パグウォッシュの新作がベスト盤だったので、代わりにこちらを注文。そのパグウォッシュのトーマス・ウォルッシュとディヴァイン・コメディのニール・ハノンによるユニット。テーマは「クリケット」だそう。 予想に違わぬポップな音だが、XTC、ビートルズと…
XTC直系のバンドPugwashの新作が出ると知って慌ててアマゾンで注文。その後調べてみたらベスト盤だった。でもアンディ・パートリッジのレーベルAPEから初のリリースということだからいいか、ということで気長に待っていたら先週やっと届いた。 ジャケットが…
高野寛が新作で『虹の都へ』をセルフカバーしているが、その際に参考にしたのが「大好きなベニー・シングス」ということだったので、ひっかかっていた。トッド・ラングレンにヒップホップのビートを乗せたような音、といった触れ込みだったので、色々調べて…
まさか出るとは思わなかったプリファブ・スプラウトの新作。とはいっても90年に出た『ヨルダン・ザ・カムバック』の次にリリースが予定されていたお蔵入りアルバムの復活、ということだから厳密には新作とは言い難いが、それでもいい。何故かというと鉄壁だ…
今年行ったピアノ弾き語りツアーの自己ベスト盤。今回のツアーは全公演が24時間以内にiTUNESにアップされるという離れ業を敢行した画期的ツアーだったが、その内自らが各地の公演から選曲してCD化されたのがこの2枚組アルバムだ。27曲というボリュームで、ト…
『サム・スモール・ホープ』の邦題で86年にリリースされた、坂本龍一プロデュースの3rdアルバム。長らく廃盤だったが、先月末に目出たく紙ジャケ再発された。これはまたその内すぐなくなってしまうだろうと思い、買っておいた。 このアルバムの存在は知って…
ムーンライダーズの新譜がとてもいい。本人達も自信作のようだが、実際ミニアルバムの6曲を含めて20曲近くを瞬く間に録音している勢いは、80年代初頭、あるいは20周年の頃の仕事量に匹敵する。 とにかくギターがよく鳴っている。その上、全体の印象は軽やか…
84年作品。『薔薇色の明日』と『Once A Fool』の間に位置するミニアルバムだが、再発の際は手が伸びなかった。でも、少し前にアナログを引っ張り出して聴いていたりしていたので、何となく気になっていたところに中古屋で発見!買う気がなくて入ったんだが、…
やっと全部聴きました。ビートルズはシングル曲をアルバムに入れない方針だったので、『Past Masters』はさながらベスト盤、あるいは未発表曲集といった趣。であるからして、いい曲が詰まっている訳で。ビートルズのシングルB面の良さはピーター・バラカンが…
ラスト・アルバム。こりゃあ驚いた。 元々何か色々と喋っている音が入っているアルバムだったが、今回それがかなりクリアに聴こえる。『Get Back』の前後ってこんなに喋ってたっけ?『Dig It』の始まり方はこうっだった?といった細部の発見が非常に多かった…
実質的なラスト・アルバム。69年の作品だが、音は既に70年代に突入している。密度の高いアルバムなので、通して聴くと充実感がある。 一番好きなのは『Here Comes The Sun』かな。ジョージ・ハリスンは後半本当にいい曲を書くようになった。 後半はメドレー…