2009-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ハイラマズ『Beet Maize & Corn』

03年リリースのハイラマズのこのアルバムは最新作と一緒にJANISで借りたが、何故かこのアルバムだけiPODに入れ忘れていた。「いずれ買うからいいや」と思っていたが、最新作の方が印象が強かったのでつい後回しにしていた。でも手が伸びてしまったんだなあ。…

ザ・バーズ『Turn! Turn! Turn!』

65年リリースのバーズ2nd。『ターン・ターン・ターン』がFMから流れた時に探すことを義務づけられていた。年度末の2割引で中古で購入。 印象はファーストと左程変わらない。クオリティが一貫していることが逆に飛び向けた曲のない平坦な印象を残すことにもな…

ムーンライダーズ『THE WORST OF MOONRIDERS』

10周年の頃に発売されたムーンライダーズのライブ集がHQCDで再発になった。先日の高橋幸宏同様ポニーキャニオン期のタイトルだが、音が断然違う。 1曲目の『こうもりが飛ぶ頃』ははちみつぱい時の曲で、再結成時のCDにも収録されていたが、86年の10周年コ…

見岳アキラ『OUT OF REACH』

83年リリースのソロ。『川の流れのように』の作曲者として有名だが、実は一風堂のキーボーディストだった。初めて聴いたがとてもつまらなかった。プロデュースはリチャード・バルビエリ。 一風堂のアルバムに収録されている曲も今ひとつだったが、こうして聴…

土屋昌巳『RICE MUSIC』

82年リリースのソロ。これは懐かしい。貸しレコード屋で借りましたよ。 聴いた当時の印象は「ちょっと恥ずかしいな」というものだった。あからさまなアジア趣味がどうにも理解できなかった。もう少し隠し味にすればいいのに、と思ってその後手が遠のいた。こ…

一風堂『LIVE AND ZEN』

84年リリースのライブ・アルバム。JAPANのメンバーが参加していることもあって、まるで『オイル・オン・キャンバス』のようだ。黄色い歓声が飛んでいるのはスティーヴ・ジャンセンがドラムを叩いているからだろう。 前作の前後にメンバーのソロが出ていて、…

一風堂『NIGHT MIRAGE』

83年リリースの4作目。一風堂はここで頂点を極めた。 『すみれSeptember Love』のヒット、土屋昌巳のJAPANファイナルツアーへの参加を経て、成熟の極みを見せたラスト・アルバム。スティーヴ・ジャンセンやリチャード・バルビエリといった解散後のJAPANのメ…

一風堂『RADIO FANTASY』

81年リリースの3rd。大分良くなってきた。何故か鼓の音が随所に出てくるが、基本的にはまた音がガラリと変わっている。 高校の頃、当時水泳部の部長の家にみんなで行った時に「これいいよ」と差し出されたのがこのアルバムだった。確か四街道に住んでたんだ…

一風堂『REAL』

80年リリースの2nd。音はガラリと変わる。 1曲目から『ジャーマン・ロード』ということで、ベルリン録音のジャーマン・ロック志向というのがあからさまに表現されている。音は憂いを帯びてくるので、1stの音像からはっきりとした進化が見られるが、ある意味…

一風堂『NORMAL』

80年リリースの1st。冒頭からベンチャーズみたいな始まり方で、YMOがマーティン・デニーから始まったのと比べるとレベルが随分違う。雑食性とバタ臭さが一風堂の出発点であり到達点でもあることをよく表しているアルバムだと思う。 音は意外と洗練されている…

一風堂『MAGIC VOX』

2006年に出た一風堂のボックス・セットはもう手に入らないと思っていたが、中古屋にサクッと置いてあったので一日迷って手に取った。多少値が張ったが「一期一会」ということで。 まずはDVDから見てみたが、いやあこれは古臭い。80年代前半のニュー・ウェー…

坂本龍一『PLAYING THE PIANO/05』

前回のツアーのDVD。今回のツアーも基本的にはほぼこれと同じ構成だろう。無人ピアノの自動演奏との一人セッションは圧巻で、特に『+33』は魅せる。実際にライブで弾いたフレーズをもう1台に転送しているようにも見えるが、だとしたら凄い。いずれにしろ、自…

高橋幸宏『ONCE A FOOL...』

新作に合わせた怒濤の再発の中から唯一85年リリースの本作を待っていた。SHM-CDのフォロワーHQCDという形式での再発で、期待を超える音ではなかったが、ここまではマスターピースでしょう、とりあえず。 自分としては散会後のソロ活動で真っ先に見切りをつけ…

ZAPPA『WAZOO』

フランク・ザッパのビッグ・バンド時期のライブがCD化されていて、ずっと迷っていた。8000円くらいしてたし。が、しばらく前からネットで3000円弱で流通しており、これは独身の間に買うしかない!ということでHMVのウェブで購入。いやあ、音いいこと!こりゃ…

青山陽一『Broken Words And Music In Concert』

ここのところしばらく青山陽一ばかり聴いている。『Bug City』が傑作だと思うが、あまりこれまで聴いてこなかった『Ah』や『Jaw』といった地味な作品も、iPODで改めて聴いてみると魅力が多い。この人の場合、語呂合わせで歌詞を成立させてしまうところが少し…

坂本龍一『playing the piano 2009 -tokyo 031809』

ということで直後にiTUNESで購入してしまった!駄目だなあ、ホントに。少し我慢すればいいのに・・。 聴いていて思い出したのは昔よくFMで放送されていたライブ録音番組。坂本龍一だと、立花ハジメの『H』の頃にやっていたライブ、当時のバンド名何だったか…

PRINCEの新作

3枚組で出るそうな。 http://diskunion.net/portal/ct/news/article/0/7962 前作でCDを新聞のおまけに付けたと思ったら、今度はTARGET限定だって。TARGETというのはアメリカのオリンビックみたいなもんで、要はディスカウント型スーパーみたいなもの。ウォル…

The Dukes Of Stratosphear『Chips From The Chocolate Fireball』

XTC

ずっと探していたXTC変名バンドのリマスター盤が800円で置いてあったので、中島美嘉のベストと迷ったあげく、こちらを手にしてしまった。そうしたら、何と再発情報・・。こういうのが一番悲しい。 http://www.spotlight-jp.com/matsutake/mt/archives/2009/0…

Underworld『Oblivion with Bells』

dukesの再発情報に心かき乱されて冷静に聴けなかったが、アンダーワールドの07年に出た今のところの最新作を中古屋で購入。 シングルの『クロコダイル』はiTunesで聴いていたので違和感なく聴けたが、後の曲は薄味。アンダーワールドは自分にとって毒が足り…

Perfume First Tour『GAME』

perfumeのDVDも中古屋で発見!少し迷って手にしてしまった、卒業式の合間を縫って・・(こればっかり。) まだ全部見切れてないが、見ていて思い出すのは地方で入ったキャバレーのショータイムだ。滅多に行かないが、地方に出張した時には大抵連れて行かれた…

坂本龍一『04』

中古屋で800円とド安目だったので購入。新作を聴いて以降、通勤電車でのピアノの音が快適なので、04年と05年に出たピアノでのセルフカバーにも手が伸びてしまう。『1996』は売っちゃたんだよなあ。 アジエンスのCM曲から始まるが、高音がキンキンしていて少…

山下達郎『CIRCUS TOWN』

10年程時間を戻して76年リリースの山下達郎のファースト。『WINDY LADY』が後々までカバーされるなどして有名だが、アルバム自体はニューヨークとLAで録音した鈴木茂のファーストみたいな感じなんだな。 99年の再発盤でリマスターもされていないので、音とし…

The Byrds『Mr. Tambourine Man』

バーズといえば『霧の5次元』と自分の中では決まっている訳だが、このファーストや2ndからの曲がラジオで流れる度に、「ああ、いつか聴かないとなあ」と思っていた。今週は卒園式やら卒業式やらが続くので、年に一度の長期休暇をとっているが、卒園式の合間…

坂本龍一『音楽は自由にする』

坂本龍一の自伝も出た。『SELDOM ILLEGAL 時には違法』では「喪の仕事」の話が面白かったが、今回は純粋に自伝。どうかな、と思ったが結構面白かった。 やはり受けている教育がスタート地点で影響している。ハイクラスな出自で、母親の整える一種個性的な環…

A Tribe Called Quest『The Low End Theory』

ア・トライブ・コールド・クエストの91年リリース2nd。スチャダラパー経由で知ったのはこれとデ・ラ・ソウルな訳だが、機会がなくてずっと後になってJANISで借りたのが今回の2ndと5作目の『THE LOVE MOVEMENT』。結果、ビートの粘り気とジャズのサンプリング…

高橋幸宏『Page By Page』

坂本龍一に続いて高橋幸宏も新譜を出した。HASYMO、pupaを通過した後の新作ということで、前作に比べて音の充実度が格段に違っているような気がする。様々なゲストを招いての作り方は、今回もそれこそ81年頃の勢いを感じさせるが、当然質感は異なる。 こうし…

坂本龍一『koko』

先日の新譜の中で『to stanford』という曲があったが、妙にピアノの音がしっくりきたので1年前に出たこのシングルの旋律を思い出した。確か年賀状のCMのテーマ曲。 ここ最近はピアノに回帰した曲群も多く、セルフカバーも多く出ているが、とても耳障りが良い…

坂本龍一『out of noise』

HASYMO始動後、細野晴臣のソロがリリースされて今度は坂本龍一、来週は高橋幸宏のソロ発売、とまるで『BGM』発売後の1981年の頃みたいなリリースラッシュだ。HASYMO以降、坂本龍一の音がどんな風に変わってくるのか、非常に興味があったため、今回は手を伸ば…

80年代病

ABC

たまに無性に80年代の洋楽が聴きたくなる時がある。最近再発されたスーパートランプもそうだが、ポール・ヤングやデペッシュ・モード、そしてこのABCもそうだった。ABCは勢いに乗ってデラックス・エディションを買ってしまったが、その音のバブリーさに少し…