2010-02-01から1ヶ月間の記事一覧

Lali Puna『Faking The Book』

04年リリースのLali Punaサード。うん、やっぱりいいですね。 他と違って格が違うように感じるのは何故かずっと考えていたんだけど、やっぱりヴァレリーという娘のセンスがいいんだろうと思う。「次はギターとドラムを入れたい」というような方向性の示し方…

ジェームズ・ユール『Turning Down Water For Air』

Twitterで高野寛が「pupaにも自分のソロにも参考になる」と絶賛しているイギリスのアーティストの09年リリース作。こういうのをフォークトロニカというの?非常にポップでいい作品だと思います。 エレクトロニカというよりシンガーソングライターだ。何より…

The Notwist『Neon Golden』

Lali PunaつながりでメンバーのMarkus Acherがやっているユニットのアルバムにも手を出してみた。02年リリース。 My Spaceで聴いていたらこちらの方が聴きやすかったので、Lali Punaより先に注文した。元々ギターバンドだったものに電子音を導入したアルバム…

Lali Puna『Scary World Theory』

これはいい!高橋幸宏の『Page By Page』にも参加したドイツのグループLali Punaの01年リリース2nd。4月に出るニューアルバムを高橋幸宏がTwitterで絶賛していたので、my spaceでチェックしてみたら、なかなか良かったので探して見つかったのがこれ。 この…

高野寛『Rainbow Magic』

ずっと後回しにしていた高野寛の新作。本人曰く「捨て曲なし」ということだったが、これは充実作。いいですね。 まずオープニングがいい。1曲目の『Hummingbird』が2曲目『LOV』の誘導になっていて、いつのまにか始まっている仕掛け。まるでXTCの『スカイラ…

山下達郎『RIDE ON TIME』

山下達郎の熱心なファンではないので、持っているアルバムはごく僅かだが、99年の紙ジャケ再発が中古屋にあったので見てみると、何というカッコいいジャケット!『RIDE ON TIME』はジャケットが良くないと思っていたので、これにはやられてしまった。シング…

ゴドレイ&クレーム『Freeze Frame』

79年リリースのこのアルバムはアナログで持っているが、ゴドレイ&クレームの作品としては一番印象に残っているものだ。ただ、後期10ccの目眩のするような感覚が先鋭的な部分をむき出しにして残っており、特に3曲目の『I Pity Inanimate Objects』なんかは…

バーケイズ『Money Talks』

山下達郎が坂本龍一のサウンドストリートにゲストで出た時に選曲していた『Holy Ghost』がやたらと良かったので探していたら見つけてしまったアルバム。 78年リリースの作品で、スタックス末期に録音した曲の寄せ集めアルバムだそうだが、いいじゃない。詳し…

ギル・スコット・ヘロン『It's Your World』

76年リリースのこのアルバムはレア・グルーヴを聴いてみようと思って集めていた時になかなか見つからなかったもの。アマゾンに一度注文したが、在庫なしでキャンセルされてしまった。気長に探していたら、神保町で見つけた次第。 なるほど洗練されている。ジ…

鈴木博文『凹凸』

08年に出た鈴木博文の久々の新作は何となくやり過ごしていた。既に10作目を数えるという。実は『からす』以来、その朴訥とした真面目さ(暗さ?)に引けてしまって余り手が伸びずにいた。でも今回は意欲作のようだし、その後のムーンライダーズの好調も後押…