2010-07-01から1ヶ月間の記事一覧

砂原良徳『Subliminal』

待望の新作。『Lovebeat』以来9年ぶりのオリジナルとなる。 サントラとしては『No Boys , No Cry』が昨年出ていて、これはこれでソロアルバムのようだったが、そこでの生楽器を多用したアプローチとは異なり、ほぼ電子音の構成。ただサントラでも漂っていた…

pupa『dreaming pupa』

pupa2作目。1stもそうだったが、pupaの音は夏に届けられる。音像が涼しげなので、この季節に非常に良く合う。たまたまなんだろうが・・。 1stより共作が多いので、かなり一体感がある。驚きはないが、逆にバンドの個性が出て来たように感じる。やはり1曲でボ…

トッド・ラングレン『For Lack of Honest Work』disc 3

最後、90年代以降の音源。 まず驚いたのはマーヴィン・ゲイのメドレーをアコギで演奏している92年のもの。名曲『Cliche』に続いて演奏されるが、これは味わい深い。トッドのライブは88年の来日公演が初体験だが、一人でやって来てアコギとピアノで演奏したの…

トッド・ラングレン『For Lack of Honest Work』disc 2

2枚目もたっぷり収録。70年代後半から80年代中盤の音源を披露。 最初はUTOPIAプログレ期の録音で『The Seven Rays』や『Mister Triscuits』といった『アナザー・ライヴ』収録の楽曲。後者は13分近くある。必殺の『The Last Ride』も収録。それにしても音がラ…

トッド・ラングレン『For Lack of Honest Work』

トッド師匠のライブ3枚組。突如リリースされた夏休みの贈りもの。Amazonで予約していたが届くのが1ヶ月後なので、一旦キャンセルしてユニオンで購入。ジャケットは気持ち悪いがBOX仕様で中身は最高。 1枚目は70年代の録音だが、71年当時の音源でも音がいい。…

大久保由希『MIRROR & MOUTHPIECE』

青山陽一のTwitterで教えてもらったアーティスト。何物かは知らないが、歌から伝わってくるただ者ではない感じが気に入って探していたが、どこにもないのでAmazonで注文した。 徹底してローファイで、Home Demoをずっと聴いているような感じ。マイナー感漂う…

トッド・ラングレン新譜 試聴開始!

http://www.myspace.com/trforlackofhonestwork my spaceで試聴がスタートしました。しばらくはこれで凌ぐことにしよう。さっきアマゾンで予約しちゃいました・・。

クラフトワーク『ヨーロッパ特急』

田島貴男も聴いているクラフトワークの77年作。これは久しぶりに聴いた。実家にアナログを置きっぱなしにしていたので、聴こうと思っても聴けなかった訳だが、最初に聴いた当時もおっかない印象があって、なかなか手にすることが少なかった作品だ。 TEEの歌…

ティアーズ・フォー・フィアーズ『Songs From The Big Chair』

85年に出たこのアルバムが大ヒットした時は少しびっくりした。1stの『ザ・ハーティング』がイギリスで流行っていたので名前は知っていたが、一気にこの2ndでスターダムにのし上がるというのは想像がつかなかった。先行シングルの『マザーズ・トーク』を12イ…

坂本龍一『未来派野郎』

86年リリース。このアルバムについては比較的ネガティブな意見を何度か書いてきたが、自分としてはYMO散会以降、坂本龍一に区切りをつけた1枚でもある。その後のワールド・ミュージック志向が気に入らなかったし、このアルバム自体の妙な人懐っこさにも抵抗…

キリンジ『夏の光』

ニュー・シングル。昨年のライブ音源をボーナストラックに抱えて46分のボリューム。最近のキリンジのシングルは非常にお得だ。 で、新曲の方は一見爽やかだがとても不気味だ。音の壁をかなり作り込んでいるが、シンセとコーラス、そしてベースが鳴り続けてい…

ザ・バード・アンド・ザ・ビー『ナツカシイ未来』

08年リリースの2nd。傑作ですな、これは! キリンジの堀込高樹が当時「今年一番聴いたアルバムかもしれない」と言っていたが、これはよく分かる。2ndにしてかなりの高みに行ったんじゃないだろうか。そこでは『Ray Gun』を紹介していたが、むしろ全体の中で…

カーネーション『Young Wise Men』

88年リリースの1stは買い逃して以来ずっと気にしていたが、川崎の中古屋でサクッと見つかった。1500円とド安めだったので速攻で手に取った。このアルバムは『恋は底抜け』に尽きる。 印象的なイントロの『ビーチで写真』は先日のUstでのライブでも演奏されて…

流線形『TOKYO SNIPER』

06年リリースの2nd、というより1stフルアルバム。ボーカルが変わっている。音の質感は初作から多少透明度が後退した分衝撃度が薄まっているが、タイトになった。前作で少し気になった旋律のワンパターン化が解消されて鼻につく感じがなくなってはいるが、そ…

ELO『シークレット・メッセージ』

ELO

83年リリースの10作目。この作品と次作の『バランス・オブ・パワー』だけは買い逃していたが、今回中古屋のまとめ買いでこちらのみ発見。で、聴いたらそこそこいいじゃない。『Bluebird』なんで必殺のELO節、というよりジェフ・リン節かな。 ELOといえばスト…