2011-05-01から1ヶ月間の記事一覧

ユートピア『POV』

ユートピアの最終作。85年リリース。恵まれない時代のラスト・アルバムだが、密かに聴きどころはある。何といっても『Mated』が入ってるしね。 先日たまたまiPODをシャッフルで聴いていたら本作冒頭の『Play This Game』がかかったが、この曲なんかも非常に…

ユートピア『Oblivion』

PCを修理に出していたので久々の更新となった。同時に待たせに待たせたユートピア再発の国内盤。末期の作品だが今回デラックス・エディションということでDVDとセットでの再発。以前これと『POV』の2in1を中古で買ったが、アナログと合わせると3度目の購入と…

Perfume『レーザービーム』

氷結のCMで今回も鉄板の印象を予想させたニュー・シングル。事前にPVも一部公開されていたのであらかた予想はついたが、こいつはサビ一発タイプだ。高野寛で言えば『虹の都へ』のパターンで、それ以外の旋律がイマイチ、というタイプの曲だと思う。CMで期待…

テイ・トウワ『SUNNY』

豪華ゲスト参加の新作には憂いがない。 晴れた日にしか作らなかったので『SUNNY』だそうだが、内容はアッパーだ。『FLASH』『BIG FUN』に続く3部作というのは後付けで定義したもののようで、音の連続性はあるがコンセプトの連続性はジャケットを除くとあまり…

ジョニ・ミッチェル『ミンガス』

79年リリース。チャールズ・ミンガスとの共作であり、制作中に亡くなってしまったため追悼作でもあるシビアな作品。これはやはりポップ・ミュージックの枠組みを超えてしまっている。 確か実家近くの古本屋で安く売っていたのを買ったように記憶しているが、…

ジョニ・ミッチェル『ドンファンのじゃじゃ馬娘』

出会いが強烈だった。過去何回か書いているが、坂本龍一のサウンドストリートにデヴィッド・シルヴィアンがゲストで出演した際に、最近はこれを聴いているということでかかったのが『トーク・トゥ・ミー』だった。あれはジャパン解散後に1stソロを出す直前だ…

ジョニ・ミッチェル『逃避行』

76年リリース8作目。このアルバムがジョニ・ミッチェルの中で一番安定しているかもしれない。ジャコ・パストリアスが初めて参加したアルバムということもあるが、何より自分には体の一部のようになっている。ほんとに『コヨーテ』はよく聴いた。 改めて聴い…

ジョニ・ミッチェル『夏草の誘い』

75年リリースのこの作品は『フランスの恋人たち』のあまりのカッコよさにそればかり聴いていた印象がある。実はその後の2曲目『ジャングル・ライン』が大きな壁で、そこでのシリアスな印象が全体を覆ってしまっていてその先に進めなかったんだ。でも改めて聴…

ジョニ・ミッチェル『コート・アンド・スパーク』

遂に出てしまったジョニ・ミッチェル怒濤の再発。財政的にこれを恐れていたが出てしまったものは仕方がない。勇気を振り絞って後半の5作品からまずは手を出した。全部はいっぺんに買えないなあ。初期5枚は来月の楽しみにとっておこう。 74年リリースの本作か…

ムーンライダーズ『カメラ=万年筆 スペシャル・エディション』

80年にリリースされた重要作が2枚組になって再生された。1枚目は2011年リマスター。2枚目は『月面讃歌』よろしく他人にリミックスを委ねた再構築盤だ。物凄いボリュームで、こんな形で蘇らす手法もあるのかと感心する。元々はマルチテープが発見されたから実…