2012-01-01から1ヶ月間の記事一覧

荒井由実『ひこうき雲』

73年リリースの1st。キャラメル・ママがバックを務めているのでいつか聴こうとは思っていたが、先週安く置いてあったので実は初めてユーミンを買ったことになる。で、やっぱりいいですね。 とにかく昭和の匂いがする。ここでいう昭和というのは自分の幼い頃…

マーティン・ニューウェル『Radio Autumn Attic』

マーティン・ニューウェルといえばアンディ・パートリッジがプロデュースした『The Greatest Living Englishman』だが、これはその9年後の02年にリリースした4作目。XTCコーナーにこそっと安く置いてあったので週末のお土産に手にとった。 音が小さい。薄い…

鈴木慶一『THE LOST SUZUKI TAPES Vol.2』

完全にデモ集。Vol.1が非常に良かったのでこちらも期待していたが、これは一緒に家にいてデモを聴かせてもらっているようなこじんまりとした感覚が強い。『君はガンなのだ』のような必殺の未発表曲を期待したが、これはそういう趣旨のものではないようだ。 …

ムーンライダーズ『火の玉ボーイコンサート』Disc 2

2枚目。『頬うつ雨』や『アルファビル』も厚い音に囲まれて貫禄のある演奏が行われていて風格が漂う。 中盤はゲストの客演が続く。矢野顕子とかしぶち哲郎が歌う『砂丘』を聞いているとムーンライダーズのファンでよかったなあ、等と思ってしまう。この曲は…

ムーンライダーズ『火の玉ボーイコンサート』Disc 1

ムーンライダーズではなくムーンライダー「ス」の1stアルバム発売35周年を記念して開かれたコンサートの完全収録盤。てっきりDVDで出ると思っていたのでCDだけなのは意外だったが、それでも完全収録で出してくれるところは相変わらずサービス満点。演奏が重…

『ダウン・バイ・ロー』

こいつも久々に観た。86年公開なんですね。何といってもトム・ウェイツの参加が嬉しい。そして非常にカッコよくて可笑しい映画だ。 ここまで来ると登場人物のキャラクターもかなり立ってきていて、会話の節々に笑いがある。展開の気軽さも笑えるが、前半はや…

『パーマネント・バケーション』

同じくジム・ジャームッシュの映画。これは卒業制作で作った最初の作品のようだ。やっぱり最後に主人公は旅に出てしまう。淡々とした語り口も『ストレンジャー・ザン・パラダイス』の原型のように映る。偶然手に入れた金を利用して旅立つエンディングもね。 …

『ストレンジャー・ザン・パラダイス』

ジム・ジャームッシュの名前を知ったのはやっぱりポッパーズMTVだった。当時ピーター・バラカンは音楽と一緒に映画も紹介しており、その後観た『ダウン・バイ・ロー』が非常に面白かったので、遡ってこの映画も観た記憶がある。映画自体あまり観ない方だが、…

ビート・クラブVOL2 1968-1970 Disc 8

ラスト!これでビートクラブとの長い旅も終りだ。さすがに早朝から3時間ずつ見るのはきつかったが、見ごたえはあったし今後死ぬまでの30年から40年間見続けられるかな。文化継承へのヒントも沢山もらった。 ドクター・ジョンの初期の映像が出て来て期待した…

ビート・クラブVOL2 1968-1970 Disc 7

ここまで来ると何の番組かよく分からないまさに「ビートクラブ」らしい番組構成となって来ている。オープニングからいきなりインタビュー映像だし、妙なセクシャリティと相俟って謎のプログラムとして全世界に君臨だ。 そんな中でも7枚目の肝はヴァン・ダー…

ムーヴ『Message From The Country』

ムーヴとウィザード、そしてELOはビートルズの正当な継承者だと思う。活動は半歩遅れだが、見事なまでの再解釈を行い、強烈なポップスに仕上げたロイ・ウッドとジェフ・リンの手腕はもっと讃えられていいだろう。 ムーヴは4作のアルバムを残しているが、ラス…

クレイジーケンバンド『GALAXY』

傑作!! 「お客さん何名様ですか?見ればわかるだろ独りだよ~」と歌われてノックアウトされない人がいようか。06年リリースのこのアルバムがエアポケットになっていたが満を持して先日中古屋で発見。期待に違わずいい作品だ。脂乗り切ってるなあ。 『メリ…

ビート・クラブVOL2 1968-1970 Disc 6

70年に入ってやっとのカラー化。やっぱり何となく感動してしまう。初っ端はハンブル・パイだ。かっこいいねえ。 それにしても挿入される取材内容は意味不明だ。ドイツ人のハゲ事情やSEX特集等どうでもいいじゃないか。果たして世相を斬っているつもりなのか…

ビート・クラブVOL2 1968-1970 Disc 5

カラー化一歩手前のこの時期(69年後半)となるとほとんどのバンドが生演奏で、いきおいプログレバンドの比率が高くなってくる。ナイスやイエスの映像は非常に勢いがあっていい。ここへ来てビートクラブの面目躍如だ。 無駄なドキュメンタリーは別として、日…

ビート・クラブVOL2 1968-1970 Disc 4

このディスクに収録されている46回目の放送から雰囲気がガラリと変わってくる。まずおねえちゃんの踊りはなし。生演奏も増えてきて、映像の編集もここから前衛的になってくる。次回からはコミカルな司会の奴もクビ、と徹底しており、51回目のカラー化に向け…

ビート・クラブVOL2 1968-1970 Disc 3

3枚目に入ったが、ちょっと退屈になってきた。知らないアーティストが多いのも原因だが、何よりリップシンクに飽きてきたところもある。 時代が時代なのでジョンとヨーコのベッドインの話題があったり、ジャニス・ジョプリンが「出てって!」みたいにカメラ…

ビート・クラブVOL2 1968-1970 Disc 2

2枚目。ムーヴの『Blackberry Way』やボンゾ・ドッグの『Canyons Of Your Mind』に普通に反応しつつホリーズタイプのグループの甘い調べに若干の退屈感。時代はもう69年に突入しているはずだが、左程スリリングに響いてこないのはまだビートグループとの混沌…

ビート・クラブVOL2 1968-1970 Disc 1

元日に満を持してポチッといった第2弾。今回は自分の生まれた年から始まるモノクロ映像でスタート。 年明けの冨田ラボの番組も68年特集だったが、当時のシーンはソフト・ロックが盛んだったことが音から伝わってくる。ハーパーズ・ビザールなんて名前もトッ…