2013-12-01から1ヶ月間の記事一覧

ジョン・レノン『心の壁、愛の橋』

年内はこれが最後。ジョン・レノンの74年作品。こちらは7年ぶりの買い直しになります。レンタルで借りてiPODに入っていたのでたまに聴き返すことはありましたが、それでも久々に聴きました。安心して聴けるポップスです。 『Bless You』が一番いいなと思いま…

西村哲也『ORANGE』

グランドファーザーズは2012年に再結成作をリリースしましたが、実は予兆が2010年頃からあって、この作品にも元メンバーが集結しています。青山陽一のブログを見ているとライブもやっていたようなので再結成は必然だった訳ですが、それにしても21年ぶりの新…

『ゴッドファーザー・オブ・ソウル ジェイムス・ブラウン仕事集62~67』

年末年始はソウルを聴こうかなと思っていましたが、中古屋でまず目に留まったのがこちら。これもバラカン・モーニングでボビー・バードの曲を聴いたのがきっかけですが、そもそもがJB自体作品量が多くて混沌としていて、かつ関連作も多いということでなかな…

石川セリ『ファム・ファタル』

かしぶち哲郎さんが亡くなったので追悼の意も込めてレビューします。もしかしたらかしぶち作品の中で一番好きかもしれない。 『キ・サ・ラ恋人』が当時CMタイアップ曲となったので耳にする機会は多少はあったと思いますが、その後忘れ去られて幾千年。ただ、…

テデスキ・トラックス・バンド『Made Up Mind』

かしぶち哲郎さんの訃報に心を痛めつつ、バラカン・モーニングで何度も耳にしているテデスキ・トラックス・バンドの本年8月に出た2作目を聴いています。今度来日もするそうですね。 11人という大所帯で、かつオールマン・ブラザーズ・バンドにも参加している…

マイルス・デイヴィス『Get Up With It』disc 2

ここ最近は寒いのでCDを聴くにも慣らし運転が必要です。折角なので聴き込めていない『オン・ザ・コーナー』等を聴いていましたが、以前受けた印象からは少し違ってきていて、やっぱりカッコいいなあ、と思いながらこの2枚目に臨みました。確か『ジャック・ジ…

マイルス・デイヴィス『Get Up With It』disc 1

74年の作品。これは敷居が高い。 エレクトリック・マイルスは『アガルタ』と『パンゲア』で終焉を迎える訳ですが、その直前に存在する問題作としてこの2枚組は燦然と立っていて、なかなか手の出しにくい位置にありました。何といっても冒頭から30分越えです…

ナイン・ホーシズ『Money For All』

毎週聴いている高橋幸宏のEveryday Musicでこのミニアルバムの曲『Get The Hell Out』がかかって非常にカッコよかった。ということでずっと中古屋で探していましたが、この度たった400円で売られているのを発見しました。即買いですね。 07年の初めにリリー…

コーネリアス『攻殻機動隊ARISE O.S.T.』

サントラが続きます。コーネリアスが音楽を担当した映画『攻殻機動隊ARISE』。ちょっと観てみようかなと思っています。理由はMVの音と映像がシンクロする手法が映画にも反映されているかどうかを確認するため、というマニアックなものなので、内容も含めてと…

奥田民生『O.T. Come Home』

3年ぶりの新作ですが非常にいい出来ですね。前作の単独公開録音から一転、スタジオに入って、やはり単独で作り上げた作品。たったひとりでグルーヴを出していく。 奥田民生も石野卓球もそうですが、同年代のアーティストは緩やかに原点回帰していて、上の世…

坂本龍一『戦場のメリークリスマス 30th anniversary edition』disc 2

ディスク2はアウトテイク集です。ライナーにもあるように録音ではかなり多くの音色を試行錯誤して作り上げたそうですので、こうした音の異なるバージョンが残っているとのこと。それにしてもまるで弦楽器のように聴こえている音がすべて電子楽器の処理によ…

坂本龍一『戦場のメリークリスマス 30th anniversary edition』disc 1

戦メリのサントラが再発されました。実は映画音楽が苦手なのでこれだけは持っていなかったのですが、音がいいとのもっぱらの評判なので大枚はたいて購入。しかしこの時期に3800円とは何と強気な・・。 エンジニア自身語っている通り、音圧がかなり低めです。…

ティアーズ・フォー・フィアーズ『The Seeds of Love』

振り返ってみたらおよそ5年ぶりに買い直したことになります。89年リリースのこの作品は前作の大ヒットの波に揉まれて強烈なプレッシャーの元迷い悩んで作り上げた大作だったようですが、5年前はそれをさらっとレンタルで借りてiPODに入れっぱなしでした。時…

ゴドリー&クリーム『Ismism』

ゴドリー&クリームの81年リリース4作目。比較的打ち込み主体のアルバムですが、何といっても『ウェディング・ベルズ』が収録されているのが偉い。この曲はPVが秀逸で、VHSで『ヒストリー・ミックス』を観ていた頃に感動したものです。 冒頭の『スナック・ア…