2013-05-01から1ヶ月間の記事一覧

細野晴臣『Heavenly Music』

細野晴臣の新作は全編がカバー曲。まるで初期ビートルズかジョン・レノンの『ロックン・ロール』のように他人の楽曲を自分のものにしています。音の触感は『Flying Saucer 1947』『HoSoNoVa』と続いた路線で深みのあるいい音が鳴っている。安心して聴ける作…

ヴァン・ダイク・パークス『Songs Cycled』

今月はやっぱり細野晴臣とヴァン・ダイク・パークスでしょう。 オリジナル・アルバムとしては何と18年ぶりというインターバル。それだけでも凄いですが、御年70歳にしてこの切れ味は流石の一言です。細野晴臣のトリビュートで『イエロー・マジック・カーニバ…

トッド・ラングレン『TODD RUNDGREN with the METROPOLE ORCHESTRA』

新作はイギリスから出ているデラックス・エディションが2枚組になっていて、2012年に行われたオーケストラとの共演ライブがボーナスディスクでついています。今回は国内盤も出るようですが、このボーナスディスクがついているのは英国盤だけなので、何といっ…

トッド・ラングレン『STATE』

御大の新作が出ました。全曲試聴があったので多少は予想していましたが、ブリブリのエレクトロ路線。ここ最近はハードロック系か打ち込みかのいずれかで活動してきたトッドですが、今回はその打ち込みの方。高橋幸宏のトリビュートにも参加して、そちらでは…

鈴木さえ子『スタジオ・ロマンチスト』

87年リリースの実質ラスト・アルバム。その後、徹底して本格的な活動をしないところは潔くて、まるで山口百恵のようです。 何といってもXTCのアンディ・パートリッジがプロデュースで参加したという事実が大きい。最初にこのニュースを目にした時には「何と…

鈴木さえ子『緑の法則』

待望のリマスター再発。85年リリースの3rdアルバムですが、これはまさに金字塔です。鈴木慶一との共同プロデュースも板についてきて、ここでは絶好調。きちんとした形で再発されて本当に目出たい。 何といっても中盤の『The Green-eyed Monster』『Good Morn…