2013-07-01から1ヶ月間の記事一覧

フランク・ザッパ「A Token of His Extreme」

遂に出た!という感じのザッパ74年制作TV番組のDVD。『ダブ・ルーム・スペシャル』で断片が映像化されていた元映像が何故かこのタイミングで正式リリースされました。 メンバーは『ワン・サイズ・フィッツ・オール』の頃の黄金期のもの。ジョージ・デューク…

ソギー・チェリオス『1959』

これはいい!カーネーションの直枝政広とワールド・スタンダードの鈴木惣一郎が組んだユニットのアルバム。想像以上に良かった。 『とんかつの唄』では細野晴臣と鈴木慶一をゲストボーカルに招いていますが、何といっても二人の倍音がよく出たボーカルは抜群…

テイ・トウワ『LUCKY』

「浮世離れ」。 テイ・トウワの新作が出ました。インタビュー記事やラジオ番組で雰囲気は伝わってきていましたが、ほぼ想像通りの内容。テイ・トウワは震災やビートルズ・リマスターを挟んでもほとんどスタンスが変わらない。音圧は大きいし、アッパーなノリ…

高橋幸宏『Life Anew』

焦りが消えた。これが最大の魅力かな。 高橋幸宏の新譜は自らのルーツを初めて見直した、バンド・サウンドの意欲作です。物腰は優しい。ただ、そこに漂うのはやっとここまで行き着いた自信と、時代に目配せして焦っている姿が微塵も見えない地に足のついた音…

高橋幸宏『One Fine Night』disc 5

ラスト。最後は41分であっという間に終わってしまいます。ほとんどアンコール・ディスクのようですね。 それにしても優しい歌声です。全33曲というボリュームを感じさせない、ボサノヴァのしっとりとした終わり方。しかもその後、高橋幸宏は歩き続けている。…

高橋幸宏『One Fine Night』disc 4

CDの2枚目。pupa、ソロ、スケッチ・ショウとエレクトロニカ路線が続きます。スケッチ・ショウまでで終わっていたら綺麗だったんですが、最後にビートニクスまで行ってしまう。収録時間の関係でしょうが、少し構成としては勿体ないかな。 エレクトロニカの一…

高橋幸宏『One Fine Night』disc 3

ここからはCDの音源集となります。それにしてもお腹一杯。もうこの1枚目で終わってもいいくらい、濃厚なライブですね。 まず音だけで聴いた印象は「柔らかい」ということ。音圧も左程ではなく、音自体もまろやかです。ある意味くぐもっているとも言えますが…

高橋幸宏『One Fine Night』disc 2

やっと観終わりました。長い! 後半はビートニクスから始まりますが、鈴木慶一の「black pupa」というのが言い得て妙。ここ最近の高橋幸宏はやはりバンドに拘っているように思います。この理由は意外なところで気付かされました。 ボーナストラックで90年代…