2017-05-01から1ヶ月間の記事一覧

坂本龍一『FIELD WORK + STEPPIN' INTO ASIA』

どちらも85年にリリースされているシングル曲ですが、アナログでしか持ってなかったのでたまにターンテーブルに乗せて聴くことはありましたが基本的にはその程度でした。そうしたら先日まとめて坂本龍一関連の中古が出ていた際に見つけたのが2in1のCDでした…

ピチカート・ファイヴ『ウゴウゴ・ルーガのピチカート・ファイヴ』

94年というのはピチカート・ファイヴの活動がほぼピークに達していた時期で、この作品は『ボサ・ノヴァ2001』と『オーヴァードーズ』の間にリリースされています。従って勢いは半端ではありませんが、何より結果的にピチカートの代表作のようになっている「…

ピチカート・ファイヴ『月面軟着陸』

丁度27年前の今日、1990年5月21日に発売になった、初期活動を総括するようなアルバム。ここでの編集スタイルがその後の作品に全面的かつ狂気じみた形で展開していく様を90年代は見せつけられることになるんですが、ここにその萌芽が、というより最早完成形が…

ピチカート・ファイヴ『女王陛下のピチカート・ファイヴ』

『ボサ・ノヴァ2001』あたりからの引用先が多いのにまず驚きました。元々自己引用は多いグループですが、こんな前の作品を引いていたとは。89年リリースですので90年代直前。ここでは既に90年代に知っているピチカート・ファイヴの姿に変容してきています。 …

ピチカート・ファイヴ『ベリッシマ』

実は初期のピチカート・ファイヴはずっと聴かずにいました。最初の体験が『スウィート・ピチカート・ファイヴ』だったから、というのもありますが、ピチカート=野宮真貴だったというのが自分の印象でしたので、田島貴男時代というのがどうしても後追いとし…

矢野顕子『Super Folk Song』

ここ最近上原ひろみと一緒にプロモーションに励んでいる矢野顕子の92年リリース作品。活動40周年でボックスセットが出たり、まさに本作を録音した現場を撮影した映画がリバイバル上映されたりと、ここ最近の露出はとても多いですが、先日の忌野清志郎の命日…

ジェームス・テイラー『Walking Man』

これはいい! 74年リリースの本作はJTの数ある作品の中でも地味で埋もれてしまうタイトルのようですが、非常に楽曲もいいしアレンジもさりげなく凝っていて最高なんじゃないかなあ。メロディに対するコードのつけ方もとても洒落ていて、シンプルな曲でも豪華…

糸井重里『ペンギニズム』

80年にリリースされた糸井重里の作品はプロデュースを鈴木慶一が行っています。そのためこの中古品もムーンライダーズコーナーで見つけました。恐る恐る聴いてみましたが、感覚的には『モダーン・ミュージック』的。時期的には『カメラ=万年筆』の直後なん…

カーペンターズ『Close To You』

カーペンターズをはじめとしたソフトロック系の音は耳に馴染みやすくてスッと入ってくる割にはアレンジが凝りに凝っていてなかなかに見逃せないという厄介な代物です。こちらは70年リリースの2nd、カーペンターズの出世作ですが、今となってはロジャー・ニコ…

クラウデッド・ハウス『Woodface』

続いて91年リリースの3作目を聴いてみます。ここで聴こえてくる音はスクイーズですね。特にニール・フィンの兄、ティム・フィンが加わってツイン・ボーカルになったところ等も影響してか、益々スクイーズっぽい雰囲気が増しています。決してビートルズではな…

クラウデッド・ハウス『Crowded House』

アンディ・パートリッジのツイートで同時代で好きだったアーティストの名前を答えたものが少し前にありました。ディフォード&ティルブルック(スクイーズですね)、エルヴィス・コステロ、スティング、ジョー・ジャクソンと一緒に名前が挙がっていたのがニ…

あがた森魚&はちみつぱい『べいびぃろん(BABY-LON)』

リリースされることを直前に知ったあがた森魚とはちみつぱいの何と新譜!こんなリリースが21世紀に待っているとは誰も予想できなかったでしょう。そもそもはちみつぱいの復活自体があり得ない出来事ですし。 あがた森魚は2020年までの10年間の足跡を意識的に…