2018-09-01から1ヶ月間の記事一覧

ナッズ『Todd Sings』

ナッズの作品群は機を見て探していますが、トッド・ラングレンが歌った未発表バージョンを集めた作品が出ていて、先日たまたま見つけました。以前も目にして気になっていたので、今回満を持して、というほどでもないですが入手した次第。 ナッズの音は本当に…

レッド・クロス『Third Eye』

90年代のパワーポップ関連はジェリーフィッシュとマシュー・スウィートにとどめを刺すと思っていましたが、ひょんなことからこのバンドの名前を目にして、いろいろ調べていくと他にもいくつかのバンドの名前が上がって来ました。とりあえず、まずは縁という…

パーラメント『Medicaid Fraud Dogg』

パーラメント名義での久々の新作。しばらく前にファンカデリック名義での新作もありましたが、パーラメントとしては何と38年ぶりということで、恐ろしいインターバルで作品をリリースしています。Pファンクは不滅、ということでしょうか。ジョージ・クリント…

コーネリアス『Ripple Waves』

コーネリアスが活動再開したことは誠に喜ばしい限りで、こうした後日談のような作品もおまけでリリースしてくれるのは大変嬉しいことです。純粋な新作というより、スタジオライブや他人のリミックスなどを収録したオムニバス盤。一部新曲も入っているという…

高野寛『Ride on Tide』

99年の弾き語りライブを収録した2枚組。このライブ盤がリリースされていたことは一連の作品を復習した際に知ってはいましたが、弾き語りとは思っていませんでした。2000年のリリースですが、この後『確かな光』が来ているということは、ここでひとつ吹っ切…

ロニー・リストン・スミス『Loveland』

山下達郎のサンデーソングブックでかかった曲を頼りに入手したロニー・リストン・スミスの78年作品。 ロニー・リストン・スミスは一時期夢中で集めたレア・グルーヴ関連の作品の中で1枚含まれていたので、『Expansion』だけは持っていましたが、このエキゾ…

ベニー・シングス『City Melody』

オランダの奇才、ベニー・シングスの新作。今回はコーネリアスとの共作があるとの触れ込みだったので迷うことなく手にしました。新作を聴くのは久々ですが、冒頭から「らしさ」爆発のひねくれポップぶりで一発で気に入りました。これは傑作なんじゃないかな…

坂本龍一『”sweet revenge" tour 1994 』

売れ線を狙った『Sweet Revenge』が不調に終わり、その後のCM曲「Energy Flow」で予期せぬ大ヒットを飛ばす90年代の坂本龍一にとって、このツアーの記憶は決して良いものではないでしょう。 実際に自分もこの時期は坂本龍一の活動に興味をなくしていた頃でも…

ブルー・ペパーズ『ブルー・ペパーズEP』

ポスト・キリンジ、ポスト冨田ラボ、といった感じの名指しをするなら、北園みなみ、シンリズム、といった名前が浮かびますが、このブルー・ペパーズもその一翼を担う、最初から成熟した音楽です。デビューの時から老成している、という意味では古くははちみ…

原田知世『Egg Shell』

鈴木慶一プロデュース3部作のラスト。95年リリースということは、年代的には『ムーンライダーズの夜』の年。20周年一歩手前。ハイジャック事件があった年。その少し前にリリースされています。 全面鈴木慶一プロデュースということで、その色が濃く、ほとん…

ジェームス・テイラー『JT』

77年リリースの本作を揃えたことで、ほぼほぼ70年代までのJTはコンプリートしたことになります。この『JT』は人気が高いのか、なかなか中古屋でも出物がありませんでしたが、今回サクッと入手できました。 まず、一聴して音がソリッド。基本線はいつものJT節…

トーマス・ドルビー『Astronauts & Heretics』

92年リリースのこの4作目も全く存在を知りませんでした。前作から4年のブランク。そこで差し出されたのは数々のゲストを迎えた作品。しかしこの熱量のなさ、クールな佇まい、というより落ち着きは一体何でしょう。 喧騒に身を置くことを自ら拒否して裏方に徹…

トーマス・ドルビー『Aliens Ate My Buick』

2nd以降のトーマス・ドルビーは表舞台に出ることも少なかったのでほとんどノー・チェックでやり過ごしてきました。本作がリリースされたのは88年ですが、その存在すら当時は知らなかったし、これが3rdアルバムだということも今回初めて知ったくらいです。 そ…