2019-10-01から1ヶ月間の記事一覧

『Free Soul. the classic of Bill Withers』

ビル・ウィザースはずっと気になっていた曲があって、今回やっと手にしたこのフリー・ソウルの編集盤で判明した「Lovely Day」という曲、これは確かCMで使われていたような記憶があります。この手の出会い方はスティーヴィー・ワンダーの「Overjoyed」なんか…

ストーン・ローゼズ『The Stone Roses』

フリッパーズ・ギターを聴いていた際に、「星の彼方へ」の元ネタがストーン・ローゼズの「Elephant Stone」だという記述を『続コーネリアスの全て』で見たので、手に取った作品です。 ストーン・ローゼズは以前1枚だけ持っていたような記憶があるんですが、…

マイルス・デイヴィス『Steamin'』

マイルスをきちんと聴き始めたのが没後からだとすると91年。そこでおそらく初めて聴いたのが『Workin'』と『Cookin'』ということは、マラソンセッションの完遂に30年弱を要したことになります。これは長い。 マイルスの活動の中で、キーとなる作品が『Round …

マイルス・デイヴィス『Round About Midnight (Special Edition)』disc 2

2枚目はライブになります。冒頭の曲はマイルスがコロンビアと契約するきっかけとなったニューポート・ジャズ・フェスティバルの演奏で、セロニアス・モンクやジェリー・マリガンなんかと一緒に表題曲を演奏しています。これでマイルスの運命が変わった。 二…

マイルス・デイヴィス『Round About Midnight (Special Edition)』disc 1

マイルスの55年録音のこの作品は以前にレンタルで借りて聴いていましたが、PCには残していませんでした。つい先日そのことに気付いて、ブログを見返してみると、いつかお金ができたら買う、みたいな書き込みがあって、当時は相当小遣いに困っていたんだなあ…

カーティス・メイフィールド『Never Say You Can't Survive』

カーティスのミッシング・リンクもまだ沢山あって、未だに機を見ては物色しているんですが、こちらは77年リリースの作品。とてもメロウで、地味ながらも温かく、聴いていて心地の良い佳作です。 どの曲もアレンジのバランスが良くて、何より前向きで明るい雰…

ニュー・オーダー『Technique』

ニュー・オーダーの89年の作品。ずっと聴こうと思っていましたが、今回やっと手に取りました。もっとバキバキのエレクトロニックかと思っていたら、結構ポップス然としているなあ、というのが第一印象です。 ニュー・オーダーの場合、「Blue Monday」の印象…

あがた森魚『誰もがエリカを愛してる』

21世紀に入ってからのあがた森魚は傑作しか作っていない、ということで、こちらは2011年にリリースされた刺激的なタイトルの作品です。やはり沢尻エリカの名前を使うのに許可を得るのが時間を要して、前作の内田裕也をモチーフにした作品から若干の間が空い…

マイルス・デイヴィス『Miles 〜 The New Miles Davis Quintet』

ハードバップ 期の録音が一番しっくりくると感じてからのマイルスの聴き方はとてもピントが絞れるようになりました。これまでは手当たり次第でしたが、ようやく深掘りする切り口が出てきたところです。かつてフランク・ザッパやPファンクに対して行ったよう…

マイルス・デイヴィス『1958 Miles』

その名の通り、1958年の録音を集めた日本編集盤。この時期は『Kind of Blue』へ、いわゆるモード奏法へまっしぐらの頃で、段々と演奏が落ち着いてきているような印象を受けます。 かつて友人が「この頃のマイルスが一番いい」と言っていたのが果たしてどの時…