2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧

マシュー・スウィート『Shape Shifter』

マシュー・スウィートが93年にリリースした『Altered Beast』は自分が一番最初に聴いたマシュー・スウィートのアルバムです。本作はそのリリース時に行ったライブの音源となります。 思えばこの頃がやっぱりマシュー・スウィートのピークで、最近はスザンナ…

リップスライム『talkin' cheap』

98年にリリースされたリップスライムのインディー時代の作品。リップスライムはベスト盤とシングルしか持っていないんですが、一時期本当によく聴いていました。4MCって凄いですよね。 最初に出てきた時には「歌うラップ」に衝撃を受けたんですが、これは主…

Qティップ『Amplified』

ア・トライブ・コールド・クエストのQティップがソロで99年にリリースした作品。最近テイ・トウワの番組でよくかかっていたので手にとりました。 ラップ、特に洋楽のラップは正直言って言葉が分からないので聴いても核心に迫れないのでは?という疑念が取れ…

ダニー・ハサウェイ『Everything Is Everything』

ダニー・ハサウェイの70年リリース1st。びっくりしました。驚く程完成度が高い。1stなのでまだ粗いのかと思っていましたが、既に完成してますね。これもバラカン・ビートで表題曲を聴いて手にした一枚です。 ダニー・ハサウェイはカーティス・メイフィールド…

METAFIVE『環境と心理』

METAFIVEのシングルが配信限定で突如リリースされました。とてもいいですね。 まず小山田圭吾が冒頭でリードボーカルを担当しているのが意外。これまでなかったのが不思議なくらいですが、METAFIVEでリードをとると新鮮に聴こえてきます。その後LEO今井、高…

細野晴臣『NO SMOKING』

昨年公開された細野晴臣のドキュメンタリー映画の主題歌が随分と前に配信限定でリリースされていました。最近は配信が軒並みサブスクになってしまってダウンロードの方法がよく分からずに手にできないでいたんですが、今回METAFIVEの新曲と共に無事スマホ経…

パット・メセニー『New Chautauqua』

バラカン・ビートで表題曲がかかっていて、ピーター・バラカンが一番最初に買ったパット・メセニーのレコード、といった形でコメントしていたので手にした一枚。79年の作品です。 そもそもフュージョン自体まったく聴かないので、パット・メセニーも初めてま…

ソニー・クラーク『Sonny Clark Trio』

こちらもラジオで紹介された一枚で57年の録音。何と言ってもマイルスのオリジナル・クインテットのリズム隊、ポール・チェンバースとフィリー・ジョー・ジョーンズがバックを固めているのがミソで、演奏もスピード感があってソリッドな魅力に溢れています。 …

デューク・ジョーダン『Flight To Denmark』

こちらもラジオで紹介されたデューク・ジョーダンの73年録音作品。73年というと50年代から遠く離れた音のようですが、実際は40年代から50年代に活躍した人が一度音楽をやめて復活して欧州に渡って録音した作品とのことなので、音は時空を超えています。 ピア…

シャーデー『Diamond Life』

シャーデーの84年リリース1st。シャーデーについては当時とても売れたので印象に残っています。しばらく前にジュールス倶楽部で観てからずっと探していましたが、今回未開封のリマスター盤を中古屋で発見しました。 自分達の世代にとって80年代前半の洋楽は…

レイ・デイヴィス『Working Man's Cafe』

キンクスのフロントマン、レイ・デイヴィスの07年リリースソロ作品。キンクスは大分聴いてきましたが、メンバーのソロ作品までは手を出していませんでした。多少意識したのはケーブルで観たジュールス・ホランドの番組でソロで出演していた映像を観た時くら…

ジョージ・ハリスン『Let It Roll』

バラカン・ビートでかかったジョージ・ハリスンの曲を探して手にとった一枚ですが、間違ってしまいました。本当はジョージの映画が公開された際に出た未発表曲を集めた作品を手にするはずだったのが、09年にリリースされたこのオールタイムベスト盤を買って…

フェネスサカモト『cendre』

先日何気なく以前のワールドハピネスの映像を観ていたらフェネスサカモトの音が流れてきて、意外といいなあ、と思って探してみた一枚。坂本龍一とクリスチャン・フェネスのユニットによる07年の作品です。 坂本龍一のこうしたコラボ作品は大抵環境音楽的なも…

スティーリー・ダン『Alive In America』

90年代の前半を福島で過ごしたので、当時は文化から断絶されていました。Windows95の発売前ということもあってまだインターネットも普及前。情報は確実に絶たれてしまって、スティーリー・ダンの来日公演についてもどこか別の星の出来事のようでした。しかし…

エリカ・バドゥ『Baduizm』

今日は久々に出勤する予定ですが、雨も降ってるし感染者数も伸びているので若干恐怖を感じながらの通勤になりそうです。このスリルのある日常というのは一体何なんでしょうか。 さて、こちらはエリカ・バドゥの97年リリースの1st。手にとったきっかけはテイ…

サド・ジョーンズ『The Magnificent Thad Jones』

毎朝近所を散歩しに行くんですが、昨日の朝は風が強かったので、風に飛ばされて地面にひっくり返っているカブトムシを見つけました。今はカブトムシを持って帰っても誰も喜ぶ人が家にいないので元に戻してあげたんですが、何となく夏を感じられてとても良い…

ソニー・ロリンズ『Saxophone Colossus』

56年録音のソニー・ロリンズの代表作。こちらもラジオで紹介されました。 まずジャケットがいいですね。ジャズのジャケットにはいいものが多いということに今更ながら気付きましたが、これと明日聴くサド・ジョーンズの作品は最近のヒット作です。 ピアノは…

ホレス・シルヴァー『Song For My Father』

スティーリー・ダンの「リキの電話番号」の元ネタが入っているという理由で手にした作品。冒頭のタイトル曲でいきなりそのイントロが出てきます。 スティーリー・ダンのお二人は「無関係」として否定したそうですが、ホレス・シルヴァーは「カバーしてくれて…

ポール・チェンバース『Go』

こちらもラジオで紹介された作品。マイルスの『Kind of Blue』録音1ヶ月後に当時の参加メンバーによって録音されたとのことです。 親分が難しいことをやり出したので、よく分からんから従来通り楽しくやろうぜ、みたいな感じでリラックスして吹き込んだかの…

The Lickerish Quartet『Threesome Vol.1』

ロジャー・マニングJr.を中心に元ジェリーフィッシュのメンバー3名が集結して結成したバンドの1stEPがリリースされました。例によってアンディ・スターマーは沈黙しているので、ロジャー・マニングの新プロジェクトという捉え方もできますが、今回は後期メ…

フィニアス・ニューボーンJr.『Harlem Blues』

こちらもラジオで紹介された作品で、69年の録音です。60年代になってくると比較的演奏も洗練されていて、この作品も非常に華麗な響きがする音になっています。 録音はLAでなされていて、こうした洗練さが目立つのも西海岸ならではなのかもしれないですね。気…

デイヴ・ブルーベック『Time Out』

昨日は久々に出社してみましたが、相変わらず人数はまばらで、現時点でも本格稼働には程遠くまだまだ在宅は続きそうな雰囲気です。感染者数も増加してきましたので、またお盆休みに向けて何らかの方針が出てきそうな雰囲気もあり、やはりしばらくはまだこの…

レッド・ガーランド『Groovy』

もう7月。今年は早い早い。半年間は塩漬けになりましたが、この後も程々に自粛の嵐であっという間に2021年になってしまいそうな勢いです。 ジャズの扉をある意味開いてくれたレッド・ガーランドの56年、57年録音作品。ベースはポール・チェンバースです。マ…

アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズ『At The Cafe Bohemia, Volume Two』

50年代の後半というのはマイルス・デイヴィスのオリジナル・クインテットとこのアート・ブレイキーのジャズ・メッセンジャーズが突っ走っていた時代で、この2大巨塔のツートップが当時の最先端だったとのことです。ハードバップ 全盛期の一瞬の出来事ですが…