2020-09-01から1ヶ月間の記事一覧

アルヴァ・ノト + リュウイチ・サカモト『vrioon』

00年代の坂本龍一というのは、04年に『キャズム』、09年に『out of noise』をリリースした他はオリジナル・アルバムとしては目立った活動がなかったような印象があるんですが、実は復活YMOに参加していたり、こういったコラボ作品を多数リリースしていたり、…

ドナルド・バード『Byrd Blows On Beacon Hill』

56年録音の作品。こちらも例によってハーモニカミッドナイトで紹介された作品となります。 ジャケットも渋いですが、内容もストイックでいい感じ。ドナルド・バードはジャズ・メッセンジャーズの2代目トランペッターなんですね。解説を読んでいて出てくる人…

ビートルズ『Anthology 3』disc 2

ラスト。今度書籍も出るゲット・バック・セッション関連の音源、すなわち『Let It Be』関連のデモとラスト・アルバム『Abbey Road』関連の音源を集めたものですが、ここでのデモやセッションの音源はどうしても解散へ向かう悲しいエピソードがイメージとして…

ビートルズ『Anthology 3』disc 1

アンソロジーの第3集は後期音源です。1枚目はホワイト・アルバムのデモやアウトテイクですが、これは50周年記念ボックスが出た際に会社の人が話していたことを思い出しました。 曰く、「一回聴いて二度と聴かないかもしれないから迷ってるんだよ」と仰って…

ジャパン『Live From The Budokan Tokyo FM, 1982』disc 2

後半は多彩なゲストが登場します。まずは解散コンサートの際にゲスト・ギタリストとしてツアーに同行した土屋昌巳。そしてデヴィッド・シルヴィアンと坂本龍一の共作シングル曲「Bamboo Music」を演奏する際には坂本龍一と矢野顕子。更に坂本龍一提供曲の「T…

ジャパン『Live From The Budokan Tokyo FM, 1982』disc 1

出るとは思っていなかったジャパンの解散コンサートの音源。正式リリースとはいえ音源はおそらくはエアチェックのもので音質は今ひとつです。とはいえこれは記録そのものが貴重。ご本人達は不本意でしょうが、聴く側としてはやはり嬉しいですね。 オープニン…

ロイ・ウッド&ウィザード『Main Street』

萩原健太さんのブログで知ったロイ・ウッドのお蔵入り作品のリマスター再発。以前発掘されたCDはちょっと今となっては音が小さくて、内容がいいだけに多少不満でしたので、今回の再発はまさに願ったり叶ったりです。 しかし、この作品が元々ウィザードの『エ…

ビートルズ『Anthology 2』disc 2

2枚目は『サージェント・ペパー』から『マジカル・ミステリー・ツアー』にかけての66年、67年辺りの録音物。この辺になってくると原曲のバージョンが頭に入っているので空で聴くことができます。 『サージェント・ペパー』は影響力としては大きいですが楽曲…

ビートルズ『Anthology 2』disc 1

アンソロジーの第2集、1枚目は65年から66年にかけて、アルバムでいうと『ヘルプ』『ラバー・ソウル』『リヴォルヴァー』の頃にあたります。初期の闇雲に前を向いて突っ走っていた時代から、狂騒に疲れてスタジオに引き籠る一歩手前まで。既にスタジオワーク…

ジャッキー・マクリーン『Makin' The Changes』

こちらもハーモニカミッドナイトで紹介された57年録音の作品です。全6曲、36分という短い構成ですが、バンド構成は半々で異なっています。 マル・ウォルデンと一緒に演奏しているカルテットの方は音が鋭く迫ってくる勢いがあっていいですね。一方、ベースに…

ビートルズ『Anthology 1』disc 2

ビートルズのデビューは1962年ですが、解散が1969年なので活動期間は僅か7年。この短さを最初は意外に思ったものでした。 昨今のバンドが10周年、20周年とアニバーサリー活動を行うのに比べてとても凝縮された活動期間だったことが窺い知れますが、時代の流…

ビートルズ『Anthology 1』disc 1

ビートルズのアンソロジーは映像版の方をDVDで持っていて、折に触れて見返したりしていました。今回の自粛期間中も一度見ましたが、やっぱり面白いんですよね。60年代を駆け抜けた当時の時代の先駆者、しかも世界中を相手に様々なことに巻き込まれていく。た…

デューク・ピアソン『Hush !』

今日は久々に出社予定です。果たして世の中はどのくらい変わっているか?目に見えない恐怖、というよりも社会の変化の方が気になりますね。 さて、こちらは62年の録音作品。いつも通り、ハーモニカミッドナイトで紹介された1枚となります。トランペットの2…

フランク・ザッパ『The MOTHERS 1970』disc 4

ラストの4枚目は一番好きな構成かもしれません。内容はザッパのテープレコーダーからの音源を編集したものですが、ザッパは常にバンドの会話を録音していて、これが後のアルバムに使われたり、『200Motels』の映画の台本になったりしていました。この台本に…