2021-01-01から1ヶ月間の記事一覧

アート・ペッパー『Art Pepper meets The Rhythm Section』

57年録音の本作は、マイルスのオリジナル・クインテットのリズム・セクションと一緒に録音した作品です。ピアノがレッド・ガーランド、ベースがポール・チェンバース、ドラムがフィリー・ジョー・ジョーンズということで、最早安定のラインアップ。 マイルス…

レッド・ホット『#1』

山下達郎のサンデーソングブックでたまに特集されるスウィート・ソウルの回でかかった82年リリースの作品です。 元々は謎のグループだったそうですが、後のベイビーフェイスなども在籍したマンチャイルドというグループが発展したもの、という話。ソウルの方…

ハービー・ハンコック『Inventions And Dimensions』

こちらも大友良英の番組で特集していた際に紹介された一枚。63年の録音です。この頃はもうマイルスのバンドに参加している頃で、ベースにはポール・チェンバースの名前があります。何でもマイルスに行き着きますね。 ハービー・ハンコックは何故か聴きやすい…

イナラ・ジョージ『Dearest Everybody』

ロウエル・ジョージの娘、イナラ・ジョージの18年リリース4作目。イナラ・ジョージはザ・バード・アンド・ザ・ビーとしても活動していて、そちらの方は何枚か聴いていますが、ソロを聴くのは今回が初めてです。 元々、ヴァン・ダイク・パークスと一緒に作品…

Lamp『残光』

こちらも決して外さないLampの07年リリースのミニアルバム。ビル・エヴァンスと一緒に昨年やっと発見した鉄板バンドです。 音の方は安定のクオリティですが、それにしてもビジュアルが70年代のようですね。時がレイドバックしていて物凄いです。一体どんな暮…

ビル・エヴァンス『Easy To Love』

ビル・エヴァンスの56年、58年、62年のソロ演奏を集めた編集盤。こちらも店頭でかかっていたものを「これください」と言って購入しました。最近は妙にこうしたケースが多いですね。 聴いていると坂本龍一のようです。これは一時期『BTTB』以降にピアノソロへ…

ビル・エヴァンス『Live In Tokyo』

73年の来日公演を収録したライブ盤。70年代のビル・エヴァンスを聴くのはこれが初めてですが、驚く程変わっていない。少しフュージョンっぽくなっていたりするのかな、などと想像していましたが、そんなことはなくクオリティが一定しています。 音が理知的で…

ビル・エヴァンス『Moon Beams』

62年録音作品。以前聴いた『How My Heart Sings』と対をなす作品だそうですが、とにかくびっくりしたのは音の良さ。SHM-CDだからだと思いますが、冒頭から驚かされました。 1曲目の「Re: Person I Knew」という曲でイントロはピアノソロなので油断して聴い…

アル・ヘイグ『Al Haig Trio』

年が明けて緊急事態宣言も出て、またずっと家にいる、ということでほとんど生活が変わらないですね。そんなもんでしょう。淡々と暮らしていく。 アル・ヘイグという人のピアノトリオですが録音は54年。それにしては音が古い気がします。同じ時期のマイルスと…

ハービー・ハンコック『Maiden Voyage』

ジャズの番組はFMヨコハマのハーモニカ・ミッドナイトに始まって、最近は大友良英の番組も聴き始めていて、そこでしばらく前に特集されていたのがハービー・ハンコックでした。こちらは65年の作品です。 ハービー・ハンコックといえば我々の世代では「ロック…

矢野顕子『GO GIRL』

90年代の矢野顕子というのはニューヨーク移住後のセッション・ミュージシャンとの作品が中心となっていて、正直余り手が伸びませんでした。しかし2000年にリリースされたライブのベスト盤『TWILIGHT』は以前に入手して聴いていました。確かラジオかなんかで…

デクスター・ゴードン『Daddy Plays The Horn』

55年の録音。ドラッグで休業する合間に録音した作品とのことですが、ジャズのミュージシャンは本当にドラッグの話題が多いですね。時代のせいなのか、職業のせいなのか。恐らくどちらもそうなんだと思いますが、高揚のために、あるいは職業柄、やってられな…

レイ・ブライアント『Little Susie』

年明けもジャズから始まるということで、59年と60年の録音作品。レイ・ブライアントでスタート、というのも地味だなあ。しかしこれは基本的で軽快な良い作品です。 聴いていく作品に結構な確率でピアノ・トリオが多いのは聴いているラジオ番組で紹介されるの…