2021-03-01から1ヶ月間の記事一覧

いしだあゆみ&ティン・パン・アレイ・ファミリー『アワー・コネクション』

77年リリースの細野晴臣関連作品。収録曲の半分を細野晴臣が作曲しています。この作品も複数のラジオ番組で最近かかっていて手にした次第。存在は知っていましたが、これまで手を伸ばさずに来ました。 やはり基本は歌謡曲、ということで、ごく最初期の細野晴…

シンバルズ『Sine』

02年にリリースされたシンバルズのこのアルバムは、ギターポップで来ていたバンドの音が一気にテクノに寄った作品でした。 シンバルズはリップ・スライムと一緒で「シングル中心のバンド」だと思っていたのでアルバムにはほとんど手を出さずに来たんですが、…

ビル・エヴァンス『At Shelly's Manne-Hole』

63年録音のライブ作品。ベースがチャック・イスラエルに変わってからのピアノ・トリオですが、ここでの演奏もとても良いですね。 観客の咳払いやノイズがやけに生々しく聴こえてきて、聴いていてびっくりしますが、ヴィレッジ・ヴァンガードの時と違って常に…

アート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズ『au Club Saint-Germain Vol.2』

58年録音の作品。アート・ブレイキーはハードバップがどうこういう前に、その熱気と勢いで聴くものを凌駕してしまう。 ここでの観客の歓喜にも似た歓声は物凄くて、本当に観ていて強烈に惹かれているんだろうというのが伝わってきます。ダニー・ハサウェイの…

Lamp『ランプ幻想』

08年リリースの作品が手に入りました。相変わらず素敵な音が鳴っていますが、今回は丁度今の時期、春先から初夏の梅雨の時期までの期間が似合いそうな、穏やかで暖かな音がしているなあ、と感じています。 参照先を探ってしまうのは良くない癖ですが、やはり…

スティーヴ・ウィンウッド『Winwood Greatest Hits Live』disc 2

昨日はこのライブ盤を聴いて、同じように過去のベスト盤的選曲でライブ音源を集めたスティーリー・ダンや矢野顕子の作品を流れで聴いてしまいました。 こちらは2枚目ですが、何より多幸感があっていい。観客の歓声も感極まっている感じがしますし、演奏して…

スティーヴ・ウィンウッド『Winwood Greatest Hits Live』disc 1

今日から一週間の休日。しかしながら緊急事態宣言中なので結局遠出はできず、せいぜい平日に映画を観たり買い物に出たり、仕掛かっている仕事をしていたり、という地味な休暇になりそうです。まあ仕方ないですね。 ここ最近のピーター・バラカンの番組でよく…

ブルー・マジック『Blue Magic』

山下達郎のラジオ番組、サンデーソングブックでたまに特集されるスウィート・ソウルはほとんど唯一ソウルを聴き進むきっかけになる情報源なんですが、たまたま昨年は時を同じくして坂本慎太郎のαステーションでの番組で甘茶ソウルが特集されたので、いくつか…

テイ・トウワ『LP』

昨日は嫌なことがあったので音楽で消せるかな、と思って聴いていますが、なかなかそうもいかないですね。 テイ・トウワの新作がリリースされました。手にしたのはCDですがタイトルは『LP』。昨今の情勢を反映してリリース形態の最終形はアナログを想定してい…