2021-07-01から1ヶ月間の記事一覧

KIRINJI『爆ぜる心臓 feat. Awich』

前作『cherish』でバンド形態を終了し、堀込高樹のソロユニットとなったKIRINJIのニューシングルがリリースされました。漢字の読み方が何度見ても分かりませんでしたが、「はぜる」と読むようです。 バンド形態の終焉は『cherish』で行くところまで行ってし…

クリフォード・ジョーダン『Bearcat』

61年から62年にかけての録音作品。クリフォード・ジョーダンは以前に聴いていたかと思っていましたが、今回が初めてでした。とてもベーシックな感じがしていいですね。 録音が60年代に入ってきているので、音も左右に振られていたりしてスッキリと整理されて…

クロード・ウィリアムソン『'Round Midnight』

クロード・ウィリアムソンの56年録音のピアノ・トリオ作品。非常にスピーディーな演奏で、収録曲数は12曲と比較的多めなんですが、曲が短いので全体的には38分程度の収録時間です。 印象としてはとにかくベースの音が太くて、ドラムの刻みもキレがいい。これ…

アンディ・パートリッジ『My Failed Songwriting Career - Volume 1 EP』

出る出るといわれていたアンディ・パートリッジの他アーティストに提供してボツになった楽曲のセルフカバー集第1弾が発売されました。4曲入りでこの後Vol.4まで続くという嬉しい企画。どんな形にせよ、楽曲を世に出し続けてくれることに感謝です。ムーンラ…

シェリー・マン『2-3-4』

62年の録音。数字は各曲の編成人数を表していて、コールマン・ホーキンスと2人で録音したもの、エディ・コスタを迎えたトリオ編成、そしてカルテットでの演奏、というヴァラエティに富んだ編成の録音を収めています。 コールマン・ホーキンスとの再会を演出…

デイヴ・ブルーベック『Brubeck / Desmond』

デイヴ・ブルーベック・カルテットの51年、52年の録音作品。初期の録音なので若干古い感じがします。曲も短いので、CDではボーナストラックが8曲も追加されて全18曲。 デイヴ・ブルーベックは50年代のジャズを聴き始めてから最初の頃によく聴いていましたが…

ドナルド・バード『Royal Flush』

61年録音作品。元々ドナルド・バードは今後聴き進めていこうと思っていましたが、大友良英の番組でハービー・ハンコックが特集された際に、本作からの楽曲が紹介されていたので、今回手に取りました。 ハービー・ハンコックはドナルド・バードのバンドにデュ…

ケニー・ドリュー『Kenny Drew And His Progressive Piano』

ケニー・ドリューの53年、54年という比較的初期の録音。全12曲で色々なタイプの曲が入っています。 ケニー・ドリューはややもすると弾き過ぎの感もあって、若干抑え気味の方が自分にはしっくり来るんですが、本作ではバンドでの演奏は結構丁度いい感じの弾き…

ハンク・モブレー『Hank Mobley Quintet』

57年録音の作品。ハンク・モブレーは以前にマイルスの『ブラックホークのマイルス・デイヴィス』でその演奏を聴きましたが、マイルスのバンドにはコルトレーンの後釜として入ったこともあって、少し演奏に鋭さが足りない感じの印象を残しています。 でも、ど…

ビル・エヴァンス『Trio '65』

タイトル通り65年に録音された作品。ベースはチャック・イスラエルの時代です。 ビル・エヴァンスはその後も毎日のように聴いていますが、この作品は再演の楽曲が多いので、お陰様で聴いたことのある曲が大半で、演奏内容を比較しながら聴くことができました…

moonriders 45th anniversary“THE SUPER MOON”

2021年6月12日に開催されたムーンライダーズの結成45周年コンサートが昨晩から配信開始となりました。 早速鑑賞しましたが物凄く良かった。今回はかつて10周年の頃に大量のサポートメンバーを迎えて行ったスーパー・ムーンライダーズと同様の趣向で、比較的…