2023-01-01から1ヶ月間の記事一覧

フォンテイン『Trip the Light Fantastic』

昨年9月にリリースされたこの作品は、例によってまずはスカートの澤部渡のラジオ番組で紹介されて気に入りました。その後、「Diamond Light」などの曲は単発でSpotifyのプレイリストに入れて楽しんでいたんですが、やっと配信でアルバムに向き合いました。 …

シンリズム『Musica Popular Japonesa』

シンリズムが登場した時は若くて成熟していて何という天才が現れたのか、と驚きましたが、きちんと作品を聴くのは今回が初めてです。こちらも配信で楽しみました。 一人KIRINJI、みたいなイメージもありましたし、実際聴いた感じも冨田ラボのような雰囲気が…

フランク・ザッパ『ZAPPA』

2020年に公開されたザッパの生涯を綴った映画がパッケージでリリースされました。映画は観に行けなかったので初見になります。とてもいい作品でした。 基本的には時系列に沿ってザッパの生涯が描かれていますが、何といっても出発点が興味深い。ザッパは音楽…

坂本龍一『12』

高橋幸宏は亡くなってしまいましたが、坂本龍一も闘病中。何ということでしょうか。自分達のヒーローが次々と旅立っていってしまいます。 坂本龍一は昨年末に配信でライブ映像をアップしてくれましたが、そこでアナウンスされた新作がご本人の誕生日にリリー…

高橋幸宏『LOVE TOGETHER』

高橋幸宏さんが亡くなってしまった。謹んでご冥福をお祈りいたします。 50周年の記念コンサートに出演が叶わなかったので非常に心配はしていたんですが、やはりこうした結果になってしまいました。ただ、大滝詠一さんのように突然の訃報ではなかったので、あ…

スカート『SONGS』

先立つものが不足してきてしまったので、しばらく配信で作品を聴いていくことにします。 Spotifyはやっと聴き方がわかってきましたが、結局はかつてのレンタルCDのように様々な作品を試聴することができるのがメリットのように感じています。勿論それだけで…

マイルス・デイヴィス『Dig』

マイルス51年の録音。メンバーが豪華で、ずっと聴かねばと思っていた作品でした。 マイルス・デイヴィス(tp) ソニー・ロリンズ(ts) ジャッキー・マクリーン(as) ウォルター・ビショップ(p) トミー・ポッター(b) アート・ブレイキー(ds) 流石に51年ということ…

シャイ・ライツ『I Like Your Lovin' (Do You Like Mine)』

70年リリースのシャイ・ライツ2nd。この作品は冒頭の「Are You My Woman? (Tell Me So)」という曲がビヨンセの「Crazy In Love」で大胆にサンプリングされたことで知られています。最初に聴いた時はまるっきりそのままだったのでとてもびっくりしました。自…

ビル・エヴァンス『Empathy』

ビル・エヴァンスについては、今後は目についたものから片っ端に聴いていくことにしたんですが、こちらは早速その対象になりました。62年の録音です。 シェリー・マンとの共演第1弾ということで実は以前から気になってはいたアルバムです。シェリー・マンと…

山下達郎『僕の中の少年』

88年リリース作品。このアルバムは確かレンタルで借りて聴いていたような記憶がありますが、本格的に購入したのは今回が初めてです。 当時から「マーマレイド・グッドバイ」が抜群に良かったと感じていましたが、今回聴いてみて勿論それもいいんですが、全曲…

吉田美奈子『MINAKO』

75年リリースの吉田美奈子2nd。このアルバムもずっとウォント・リストに残っていた作品でした。 村井邦彦プロデュースということで比較的吉田美奈子のキャリアの中では黒歴史のように語られてしまう作品ですが、昨今のシティポップブームにはぴったりの作品…

ジェームス・イハ『Let It Come Down』

ジェームス・イハのことが気になったのは高橋幸宏の『Life Anew』の頃のバンドに参加した時からになります。それまで勿論名前は知っていましたが、スマッシング・パンプキンズ自体が自分の耳には遠い存在でしたので、手を出すことはありませんでした。 でも…

ジェフ・リン『Long Wave』

ここ最近はすっかりSpotifyで音楽を聴くことに慣れてきつつありますが、かつてはradikoで聴いて気になった曲を検索してアルバム名を調べてメモしておく、ということをずっとやっていました。そのリストが今もまだ残っていて、このアルバムもずっとそのリスト…

クラフトワーク『The Mix』

新年の一発目はクラフトワークから始まりました。このリメイク集は当時買い逃していた作品で、30年以上の時を経て手にしたことになります。91年のリリース。 クラフトワークはその後も機を見て何度も復活し、過去の楽曲をアップデートして世の中に届けてくれ…