2023-04-01から1ヶ月間の記事一覧

山下達郎『SPACY』

77年リリースの2nd。これはもう冒頭の「LOVE SPACE」で決まりでしょう。この多幸感には敵いません。 何に近いかと思ったらシュガーベイブでした。『SONGS』は「SHOW」で幕を開けますが、あの圧倒的な多幸感は全てを巻き取ってしまう。そしてそこにある感覚が…

山下達郎『MOONGLOW』

友人の誘いで今年の山下達郎のツアーに(チケットが当たれば)参加できるかもしれない、ということでこれまでのオリジナル・アルバムをきちんと聴いていこうと思い聴き進めている訳ですが、この連休でおおよその作品は聴けそうです。こちらは79年リリース作…

坂本龍一『Year Book 2005-2014』disc 2

2枚目は様々な楽曲が入っていますが、一番馴染み深いのはやはりスコラのテーマ曲でしょうか。当時2009年リリースの『out of noise』でも提示されていたピアノの音がズレていく構成。この「ズレ」が後の2017年作品『async』すなわち「非同期」に発展していく…

坂本龍一『Year Book 2005-2014』disc 1

もう少し追悼を続けます。こちらは2015年にリリースされた未発表音源集。80年代のYear Bookは入手して聴きましたが、他のタイトルには手が伸びていなかったので、ここも配信でフォローできました。 様々な追悼番組がその後も続いていて、その中でも群を抜い…

坂本龍一『ELEPHANTISM』

こちらも02年のリリース。どうも21世紀になってからの作品群に耳が届いていなかったことが分かってきました。 リリース形態も特殊なもので、雑誌『ソトコト』のDVDブックのサウンドトラック、という変化球的な位置付けの作品となります。02年の初頭に坂本龍…

坂本龍一『COMICA』

もうしばらく追悼を続けようと思います。こちらは02年にリリースされた作品。 オリジナル・アルバムでいうと99年の『BTTB』と04年の『CHASM』の間に挟まれた時期のリリースで、かつ9.11の直後となります。 ゼロ年代の坂本龍一さんはアルヴァ・ノトやクリスチ…

モレレンバウム2 / 坂本龍一『CASA』

その後も坂本龍一さんの追悼番組が続いていて、YouTubeでも様々な生前のライブ映像やドキュメンタリーを観ていました。その中でこのブラジル音楽のカバー集が耳に引っ掛かりました。 高橋幸宏さんの作品はほとんど持っていたので、しばらくは順番に聴き返し…

『A Tribute to Ryuichi Sakamoto - To the Moon and Back』

坂本龍一さんの訃報が伝えられて1週間ほど経ちましたが、様々な追悼番組に触れるにつれ、やはり何がしかの音を聴いておきたいと思いました。何がいいかな、と考えましたが、きちんと聴けていなかったこのトリビュート盤を選びました。昨年2022年にリリース…

『坂本龍一 音楽の歴史 : A History In Music』

何と坂本龍一さんも亡くなってしまった。今年はつくづくしんどい年だなあ。謹んでご冥福をお祈りいたします。 先日坂本美雨さんが高橋幸宏さんの追悼番組をラジオで放送していて、言葉に詰まる場面が非常に印象的だったんですが、間髪入れずにお父上も亡くな…

テデスキ・トラックス・バンド『Revelator』

2011年にリリースされたテデスキ・トラックス・バンドの1st。随分前に2ndを聴きましたが、久しぶりに手に取りました。 恐らくは冒頭の「Come See About Me」をラジオで耳にしてウォント・リストに入れていたんだと思います。サブスクを使う前は気になった曲…

スティーヴ・ウィンウッド『Arc of A Diver』

スティーヴ・ウィンウッドも大分後になってから聴き始めましたので過去の作品を追いきれていないんですが、こちらは80年リリースの2nd。元々は近年のライブ盤で表題曲を耳にして以来気になっていたアルバムです。 サブスクで「Spanish Dancer」の2010年バー…