2023-05-01から1ヶ月間の記事一覧

cero『e o』

ceroの新作がリリースされました。5年ぶり、ということで楽しみに聴きましたが、今回は配信で。タイトルはバンド名からcとrを抜いて『e o』ということで、元々バンド名を冠する予定だったという意味では自信作、と見て良いでしょう。 最初一連のシングルを聴…

yanokami『遠くは近い』

2011年にリリースされた矢野顕子とレイ・ハラカミのユニットによる2ndにして最終作。発売当時はスルーしていましたが今回やっと手に取りました。 1stが圧倒的なクオリティでしたので、この2ndが霞んでしまっていましたが、どうしてどうしてちゃんとカッコい…

電気グルーヴ『SINGLES and STRIKES』disc 2

2枚目はリリースの時点で「今でもまだ聴ける曲」を集めたディスク。こちらの方がいいですね。 上物に乗っかるボーカルが何なのかはあまり関係なくて、端的にバックトラックがカッコよかったりインストが主体の曲が選曲されていたり、といった内容で、非常に…

電気グルーヴ『SINGLES and STRIKES』disc 1

04年にリリースされたベスト盤。電気グルーヴのシングルはアルバムとミックスが違っているので、アルバムの音源だけ聴いていても全貌は分からないと思い聴いてみました。 結論から言うと左程変わらなかった。「ポポ」が一番ミックスが違っている印象があった…

石野卓球『WIRE TRAX 1999-2012』disc 2

2枚目は収録時間が25分程度ということで70分超えを覚悟していた身からするとびっくりしましたが、それもそのはず、CM用の音源が大半を占めるので曲数が9曲あっても収録時間が少ない、というカラクリでした。 4つ打ち回帰の耳からすると適度な速さのビートが…

石野卓球『WIRE TRAX 1999-2012』disc 1

石野卓球が主催していたイベントWIREのために提供していた楽曲を集めて年代順に収録した作品。四つ打ちへの欲求から配信で聴いていましたがCDで聴くとまた印象が異なりました。 比較的ポップな感触を抱いていたんですが、きちんとした音で聴くと結構ダークで…

吉田美奈子『MINAKO Ⅱ』

75年リリースの吉田美奈子初期のライブ盤。非常にソウルフルな演奏でカッコいいですね。 本作とその前の『MINAKO』についてはアルファの村井邦彦プロデュースによる「歌姫」路線で必ずしもご本人の意向に沿ったものではなかったようですが、なんといっても演…

山下達郎『COZY』

この連休は山下達郎に捧げましたが、何よりきっかけはツアーに参加するための事前予習でしたのでチケットが当たらないとどうにもなりません。コンサートに行けるといいなあ。そうなったらいうことありませんね。 とりあえずこちらの98年作品で一旦ラスト。後…

山下達郎『SONORITE』

昨日の山下達郎のFM特番は充実の内容でしたが、特に司会のアナウンサーの方の愛情に溢れた聴き込みっぷりが痛快でした。山下達郎ご本人も苦笑してしまうくらいのマニアックぶりで、非常に良かった。でも山下達郎の音楽は外に対して開けているのが重要なので…

山下達郎『Joy 1.5』

『Ray Of Hope』の初回盤にはボーナスディスクとしてこのライブ盤が付属していたようで、今回中古で手にしたディスクはたまたまその初回盤でした。ライブを集めた作品である『Joy』もきちんと聴いていないので先に1.5を聴くことになってしまいましたが、これ…

山下達郎『Ray Of Hope』

30年近く時が飛んでこちらは2011年にリリースされた作品。震災後に発表されたということもあり、収録曲の「希望という名の光」が本作の象徴となっています。 個人的には山下達郎のベスト盤『Opus』が発売されて聴き進めていた時に父親が亡くなったこともあり…

山下達郎『IT'S A POPPIN' TIME』disc 2

2枚目もいいですねえ。冒頭の「エスケイプ」から10分以上ありますが、もうたっぷり各メンバーの演奏が楽しめます。本作はライブ盤なのでメンバーも記載しておきたいと思います。 山下達郎(vo,g) 村上”ポンタ”秀一(ds) 岡沢章(b) 松木恒秀(g) 坂本龍一(kbd) …

山下達郎『IT'S A POPPIN' TIME』disc 1

78年リリースのライブ盤。とはいえ冒頭の曲はスタジオ録音だし、このライブのための書き下ろしやカバー曲も多くて、ほとんどオリジナル・アルバムといっても差し支えない内容です。キーボードは坂本龍一。この頃は毎日一緒にいる程仲良しだったそうですね。…