ムーンライダーズ

アートポート『ARTPORT - Expanded Edition-』

しばらく前に通勤中ムーンライダーズを聴き直していたら、アートポートの「ロシアン・レゲエ」がかかりました。10周年の時など、折に触れてアートポートは再演されることがありましたが、改めて聴いてみると結構いいなあ、等と思いつつ、93年にメトロトロン…

白井良明『FACE TO GUITARS』

白井良明の新作はインスト中心と聞いていたので、少し構えて聴きました。前作が様々なゲストを迎えた傑作だったので、果たして次はどう来るか。前作リリース時点で本人のコメントにもありましたが、前作にもあったインスト曲に次作へのヒントがあるとのこと…

鈴木博文『後がない』

6年ぶりのソロアルバム、ということで還暦を祝して『後がない』とは何とも皮肉なタイトルです。前作『凹凸』との間にいくつかライブ盤がリリースされていたり、自主制作で様々なリリースがあったりと、活動は非常にコンスタントですが、ムーンライダーズのメ…

ムーンライダーズ ライブ『Ciao! Mr. Kashibuchi』

12/17、かしぶち哲郎の一周忌に行われたムーンライダーズの復活ライブに行ってきました。もう二度と観れないと思っていましたし、これが最後かもしれませんので、しっかりと記憶にとどめようと足を運びました。 セットリストは下記の通りです。 M-01 Frou Fr…

sclap『Build & Scrap』

白井良明率いるインストバンドsclapの11年リリース1st。メンバーはバカボン鈴木、鶴谷智生に武川雅寛ということでてっきりガカンとリョウメイの派生系かと思っていましたが、どうやら違うようです。 この時点で結成9年目でアルバムリリース時に武川雅寛が加…

ムーンライダーズ『冷えたビールがないなんて』

こちらのシングルはやはりカップリングの『おかわり人生』が長年気になっておりました。今回まとめて中古屋にシングルが出ていたので同時に手にとった次第、 表題曲はKIRINラガーのCM曲。当時CMを見た記憶があまりありませんが、KIRINラガーというのは再結成…

ムーンライダーズ『HAPPY/BLUE '95』

ライダーズはシングルのカップリング曲をアルバムに入れないことが多くて、このシングルでも『ぼくはタンポポを愛す』がそれにあたります。この1曲のみのために購入しましたが、当時『ムーンライダーズの夜』の頃のライダーズには多少興味を失いかけていた時…

鈴木博文『Dog Works vol.1 / Meets BAND EXPO』

鈴木博文のライブ・アーカイヴシリーズ第1弾。店舗限定で発売されていますが、やはり手にとってしまいました。 鈴木博文のライブは以前にも『The Dog Days』として作品化されましたが、それは膨大な過去の音源からの集大成でした。今度は都度特定のライブを…

ムーンライダーズ『Live at FM TOKYO HALL 1986.6.16』disc 3

ラスト!『マニア・マニエラ』から『アニマル・インデックス』まで若干順不同で名曲群が続きます。岡田徹を除いたソロまわしの一環で当時発売直前の『夏の日のオーガズム』収録の『今すぐ君をぶっとばせ』が演奏されているのがまずは最高。MCで『夏の日のオ…

ムーンライダーズ『Live at FM TOKYO HALL 1986.6.16』disc 2

2枚目は『ヌーヴェル・ヴァーグ』から『青空百景』まで。ムーンライダーズは活動後期にライブを精力的にこなしていたので、この頃の曲も比較的元気に演奏していました。従って、ここで聴ける曲も意外と耳にスッと入ってきます。元気に演奏していて微笑ましい…

ムーンライダーズ『Live at FM TOKYO HALL 1986.6.16』disc 1

大雪もやんで今日の雪かきのことを頭の隅で考えつつ、アーカイヴシリーズの第9弾。1枚目は初期の楽曲ですがこれが最高です。『こうもりが飛ぶ頃』『塀の上で』『大寒町』『スカンピン』と名曲揃い。本当にはちみつぱいというのはいいバンドだったんだなあと…

ムーンライダーズ『The Worst Visualizer』

待望の再発!ムーンライダーズを初めて生で観たのは今から思えば『アニマル・インデックス』時のツアーだった訳ですが、これはその後の10周年記念ライブの模様を映像化したものです。当時行けなかったことを後悔した程いい内容でしたが、何といってもVHSだっ…

ya-to-i『SHADOW SCULPTURE』

岡田徹、山本精一のユニットによる12年ぶりの2nd。いやあ、構築型だなあ。 ボーカルが奥まっていてサウンドアレンジは超ニューウェーヴ。懐かしい音像でもあり、かつ最新型。岡田徹のアレンジは山本精一という個性を前にするとこんなにも鋭くなるのか、と実…

ガカンとリョウメイ『effects of time』

ムーンライダーズの武川雅寛と白井良明によるユニットの新作。タワレコ限定なのでなくなってしまうと嫌だなと思い購入しました。 ライダーズ活動休止後にそれぞれソロ作をリリースし、それらがとてもよかったので期待していましたがほぼ期待通りの作品です。…

ムーンライダーズ『ムーンライダーズ』

通称「赤いアルバム」。以前はムーンライダーズの初期音源は余り好きになれませんでしたが、『シナ海』を再発見してから猛烈にフィードバックしました。特にこの2ndは『砂丘』にしても『紅の翼』にしても当時ならではかつライダーズならではのロマンチズムが…

ムーンライダーズ『火の玉ボーイコンサート 2011.5.5 MOVIE』

行こうと思っていて行けなかったムーンライダーズの『火の玉ボーイ』再現コンサートがDVD化されました。CDで音源だけは発売されていましたが、しばらく前にこの映像の上映会が開催されていたので「これは来るかな」と思っていたら予想通りの発売。目出たいこ…

ムーンライダーズ『Ciao! The MOONRIDERS LIVE At Nakano Sun Plaza Hall 2011.12.17 CD&MORE...』

ラストライブのCD版。やっと聴くことが出来ました。CD2枚組+ファンクラブイベントのボーナスDVDの3枚セット。これはかなりのボリュームです。 CDのライブの方は実際に足を運ぶことが出来ましたし、DVDも観ているので改めて発見もないかな、と思っていました…

ムーンライダーズ『Live At Shibuya Kokaido 1984.7.14』

84年にリリースされた『アマチュア・アカデミー』は自分がムーンライダーズで一番最初に聴いたアルバムです。当時千葉駅の駅ビルで買って帰って「一体どんな音楽なんだろう」と思いながら聴いた記憶があります。想像に反して意外とポップで拍子抜けした印象…

ムーンライダーズ『The Postwar Babies Show』

ライダーズ2005年のライブ映像です。こちらは30周年直前の時期。自らのレコード会社を立ち上げた直後で、演奏も「すごい楽しい!」と言っています。確かにこの時期は世紀が変わって以降、再出発にふさわしい作品を連発していた頃で、観ていて非常に爽やかな…

ムーンライダーズ『MOONRIDERS LIVE 9212』

スペースシャワーのアーカイヴによる92年ライブのDVDです。中古屋で一気にライダーズ関連が出品された際にDVDも結構出ていて、その中のひとつにこれがありました。 時期的には『AOR』の頃ですが、皆若い!もう20年前ですからね。当たり前なんですが、肌艶も…

武川雅寛『dregs of "dregs of dreams"』

ライブ会場限定で販売されていた武川雅寛のセッション集が通販でも販売を開始しました。 3曲入りの音源集で武川雅寛と夏秋文尚とのセッション2曲と本人によるデモが1曲。完全なボーナス音源ですが、佇まいは湘南の海から届いた手紙のようです。こうした旅人…

ムーンライダーズ『ムーンライト・リサイタル1976』disc 2

2枚目。こちらは1stからの曲も多くて、聴き込んでいないことが分かってしまいますが、はちみつぱいの一連のライブと比較すると非常に楽しそうにきらびやかに演奏しているのが伝わって来ます。コーラスは矢野顕子と武川雅寛の奥さんと鈴木慶一の従兄弟という…

ムーンライダーズ『ムーンライト・リサイタル1976』disc 1

アーカイヴシリーズの第1弾。何と年明けには『アマチュア・アカデミー』期のライブと活動休止前ライブの2発が発売予定、ということでまだまだ続くこのシリーズですが、何せ単価が高いので細切れに中古で見つけたら財布と相談してピックアップしているような…

鈴木博文『bonyari bonyari』

03年リリースの11作目。鈴木博文のソロはあらかた揃えましたが、このアルバムは買い逃していました。何と『くれない埠頭』のセルフカバーが入っていて、これが味があります。朴訥とした味わいに変わっていて別の曲のようでした。 全般的には宅録風の曲が多く…

白井良明『City of Love』

先日中古屋に行ったらびっくりする程ライダーズ関連の作品が置いてありました。恐らくファンの方が大量に処分されたんだと思いますが、今後こうしたことは増えて来るんじゃないかと思っています。自分もそうですが、例えば大量にCDを持っている人が亡くなっ…

白井良明『portrait of a legend 1972 - 2012』

傑作!白井良明3作目の新作が出ました。キャリアを総括する多彩なゲストと共に作り上げた楽曲群はどれもポップで、この人の人柄の良さと単にいい曲をかく人として金字塔を打ち立てましたね。 ジャケットの風貌や総決算みたいな振る舞いはまるでブーツィー・…

ムーンライダーズ『マニア・マニエラ』

最初の出会いはやはりカセットブックでした。修学旅行先の京都の本屋で見つけて購入し、部屋で友人のいる中で聴いた違和感。でも自分はすっかりこの工学的な魅力にはまっていました。発売の経緯から『青空百景』と対をなすアルバムですが、今聴くと決して難…

ムーンライダーズ『Ciao! The MOONRIDERS』

ムーンライダーズは個と向き合っている。 昨年の無期限活動休止コンサートとその後のルーフトップ・ギグを収録した映像作品がリリースされました。コンサートの方はWOWOWで放送済みですが、さすがにこちらは完全バージョン。冒頭のゲリラ・ライブもかなりの…

武川雅寛『dregs of dreams』

怒濤の西伊豆一泊旅行から帰宅して朝からサッカーを観てちょっと疲れたなと思いつつ武川雅寛の新作を聴いています。これはいい! ジョージ・ハリスンがビートルズ解散後に、鈴木茂がはっぴいえんど解散後に痛快なソロを発表したのと同じく、武川雅寛はムーン…

ムーンライダーズ『Ciao! E.P.』

この土日はレコード・ストア・デイでしたが、そこでの目玉商品としてライダーズのピクチャーレコードが発売されました。一番の魅力は『Ciao !』発売時に限定発売されたアナログ盤にのみ収録されていた『Ciao ! 組曲』が聴けることです。いやあ入手できてよか…