高野寛
高野寛の新作がリリースされました。先日自らの半生を振り返った『続く、イエローマジック』という書籍も出ていて、今回のアルバムでは全編打ち込みのサウンドとなっている、ということで、35周年にして原点回帰がなされている作品であるといえそうです。 高…
まず最初にサブスクの話から始めてみようと思います。先日Apple Musicを始めたので、大抵の新作はそちらで全て聴くことができます。だとするとCDを購入するということはどういうことなのか。やっぱり単価は高いし、ただ聴くだけならそこまでのものはいらない…
99年の弾き語りライブを収録した2枚組。このライブ盤がリリースされていたことは一連の作品を復習した際に知ってはいましたが、弾き語りとは思っていませんでした。2000年のリリースですが、この後『確かな光』が来ているということは、ここでひとつ吹っ切…
高野寛のミッシングリンクを埋めるのもほぼ最終段階に来ていますが、この93年リリース作品も当時は全く意識をしていませんでした。93年といえば渋谷系全盛期でもあるし、世代的にひと世代上の高野寛にはどうしても不利な展開だったと思います。 実際、本作の…
デビュー35周年を飾る新作は外部にプロデュースを委ねた作品になりました。基本はセルフカバーで、かつ佐橋佳幸とDr.kyOnにアレンジは一括して依頼してしまう。この抜けの良さが最近の高野寛のいいところで、良い意味で肩の力が抜けてきた、年相応の進化の仕…
今年、高野寛はデビュー30周年ですが、こちらは25周年の時に出たカバー集。当時は見過ごしていましたが、ここ最近で高野寛を聴き直しているので、ついでに購入しました。16曲も入っていてボリュームたっぷりですが、とても良い作品集です。 3曲目の「ドリフ…
先日過去作品を振り返った高野寛の新作ep。デビュー30周年ということで、その前兆としてリリースされたようですが、非常に良いです。 やはり『Rainbow Magic』と『カメレオンポップ』を経た後で一皮むけたので、内省と共に音の強さが出てきていてとても頼も…
高野寛の存在の消し方というのは独特で、主張をしっかりと持ちながらも裏方となってフロントを支えて決して邪魔にならない。このあり方というのはなかなか貴重で、それがあるからこそ細野晴臣はじめYMOの皆さんもバックに起用するんだと思います。実際、細野…
こちらも存在すら知らなかった99年リリース作。いい作品ですね。 前作から間が空いていることと、楽曲の内省的な感じにとても好感を抱きました。内側を見つめている。高野寛は様々なバンド活動も経てきていますが、この時点ではまだそうした外部との接触は顕…
2作飛んで96年リリースの作品。存在すら知りませんでしたが、予想通り内省モードでした。恐らくこんな感じだと思っていたんだ。 前作の『Sorrow and Smile』はなかなかの意欲作だったと思いますし、これで再度浮上しても良かった。実際多少話題になったよう…
92年というと個人的には就職2年目、ということで福島県で孤独な生活を送っていた頃にあたります。90年代初頭は音楽的にも不毛で、特に情報が遮断された環境にあったことが災いしてほとんど新しい発見もなく時間が過ぎていったように記憶しています。この作品…
一時期、手元の資金が底をついた際に手持ちのCDの中で左程聴かないタイトルを大量に売ってしまったことがあって、恐らくはこの作品もその中に入っていたものと推測されます。しばらく前に久々に聴こうと大分探したんですが見つからず、何故なのかをずっと考…
前作『Rainbow Magic』は久々に買った高野寛の作品だった。pupa以降吹っ切れた感じもあって今の状態はとてもいいと思うが、今回の新作でも好調は維持している。 基本的に抑えめの音、というよりくぐもり気味のミックスでこれがとても快適。初めての全編一人…
pupa2作目。1stもそうだったが、pupaの音は夏に届けられる。音像が涼しげなので、この季節に非常に良く合う。たまたまなんだろうが・・。 1stより共作が多いので、かなり一体感がある。驚きはないが、逆にバンドの個性が出て来たように感じる。やはり1曲でボ…
http://www.myspace.com/floatingpupa/ いいですね!リレー・ボーカルが多くてまるでスライのようです。楽しみ、楽しみ。
ずっと後回しにしていた高野寛の新作。本人曰く「捨て曲なし」ということだったが、これは充実作。いいですね。 まずオープニングがいい。1曲目の『Hummingbird』が2曲目『LOV』の誘導になっていて、いつのまにか始まっている仕掛け。まるでXTCの『スカイラ…
翌日は疲れ切っていたので書けなかったが、他の出演者についても補足しておこう。さもないと忘れてしまうので・・。 pupa。実はmi-guには間に合わなかったので最初に見れたのはこれだった。原田知世のコスチュームが可愛い!肝心の音の方は新曲が2曲もあった…
pupa繋がりで10年程遡って高野寛の88年デビュー作。これは『See You Again』がいい曲だ。 1stは高橋幸宏プロデュース。前年にビートニクスの2ndが出て、TENTオーディションで合格して合流したのが高野寛だ。88年は『EGO』が出た年なので、やっぱりこっちもチ…
pupaのインターネット・ラジオ第2回。最近こればかり聴いている。 http://www.i-radio.fm/backno/backprogram.php3?CD=32&KUBUN=0&VOL=2 やっぱり高橋幸宏の喋りは面白い。昔、坂本龍一のサウンドストリートで立花ハジメの『MR.TECHIE & MISS KIPPLE』がリ…
うん、これはいいね! 高橋幸宏の新バンドのアルバムは基本的にエレクトロニカでありながら鋭くて柔らかい。ソングライターが多いのもバリエーションがあって飽きさせないし、音の質感もきつ過ぎず、かつかっこいい。 オープニングのインストからして、かつ…