Beatles

ジョージ・ハリスン『The Apple Years 1968-1975』『不思議の壁』

ジョージ・ハリスンはEveryday Musicで特集されて以降、どこかできちんと聴き直さねばと思っていました。そこへタイミングよく飛び込んで来たアップル時代のタイトルのボックス化のニュース。少し躊躇しましたが、HMVのポイントが使えたので思い切って注文。…

ジョージ・ハリスン『Cloud Nine』

高橋幸宏のEveryday Musicでジョージ・ハリスン特集をやった際に、結構このアルバムから選曲されていたのでしばらく狙っていましたが、やっと手にしました。ジョージ・ハリスンは『All Things Must Pass』だけで充分だと思っていたので他のアルバムは一切持…

ジョン・レノン『心の壁、愛の橋』

年内はこれが最後。ジョン・レノンの74年作品。こちらは7年ぶりの買い直しになります。レンタルで借りてiPODに入っていたのでたまに聴き返すことはありましたが、それでも久々に聴きました。安心して聴けるポップスです。 『Bless You』が一番いいなと思いま…

ジョン&ヨーコ/プラスティック・オノ・バンド『Sometime in New York City』disc 2

フランク・ザッパを初めて知ったのはとあるFM番組の特集でした。既に大量のアルバムをリリースしており、その活動の多彩さに目眩がしたものでしたが、一貫してその奥にはユーモアが存在していた。今回もやはりオノ・ヨーコの声は聴くに堪えないものがありま…

ジョン&ヨーコ/プラスティック・オノ・バンド『Sometime in New York City』disc 1

72年リリースのジョン・レノンのこの作品は政治色が強そうでずっとミッシング・リンクでした。ソロになってからのジョン・レノンは昨今のポールの再評価から自然と忘れ去られて行った感があって、その濃過ぎる内容から襟を正して聴かねばならない感覚に覆わ…

ポール・マッカートニー『NEW』

木更津行きは台風で中止。おかげで時間が出来たのでポールの新作を買うことが出来ました。 それにしてもジョージ・マーティンの息子やらグリン・ジョンズの息子やら世代を超えた人達との共同作業を難なくこなす生ける伝説っぷり。恐ろしい人です。でもって今…

ポール・マッカートニー『Pipes of Peace』

83年リリース。マイケル・ジャクソンとの共作曲『Say Say Say』が入っているアルバムです。初めて聴きましたが悪くないですね。ちょっと打ち込みが多いのが気になりますが、何より音が小さいのでちゃんとリマスターで聴かないと駄目だなこれは。 『So Bad』…

ポール・マッカートニー『Flower In The Dart』

89年リリースのコステロとの共作が入っている作品。う~ん、音が小さい。音が古い。もう少しいいかと思ったなあ。 今度来日するポールですが、年齢からすると最後ではないかと言われています。会社の人も1万数千円払って行くそうですが、確かに復活を遂げた…

ポール・マッカートニー『Flaming Pie』

97年リリース。『Off The Ground』の次作にあたるんですね。想像通り結構いい。 同月にはレディオヘッドの『OKコンピューター』や電気グルーヴの『A』なんかが発売されている、そんな年です。ビートルズの一連のアンソロジー祭りを経て過去の実績を見直して…

ポール・マッカートニー『RAM』

ポール・マッカートニーのソロでは一番気に入っていた71年リリースの2ndがデラックス・エディションとして再発されました。さすがにスーパー・デラックス・エディションまでは手が伸びませんが、今回は2枚組の方を購入。その音のよさに普通に驚いています。 …

The Beatles In Mono『Mono Masters』Disc 2

さて、本当に最後になりました。色々と発見のある旅でしたが、最後にこうしたポップなシングル集を聴くととても幸せな気持ちになります。なんだかんだ言ってメンバーの結束度合も含めてビートルズの頂点は『Hey Jude』だったんじゃないかと思わせてしまうだ…

The Beatles In Mono『Mono Masters』Disc 1

遂に最後のタイトルになりました。長かったなあ。楽しませてもらいましたし、発見も多かったので中古盤の価格なりの満足は得ることが出来ました。 このタイトルはシングルのAB面集でかつモノラル、という一見マニアックな作品ですが、シングル曲なので勢いの…

The Beatles In Mono『The Beatles』Disc 2

一日休んで大分楽になりました。やっぱり休日は大事ですね。ということで2枚目に行く訳ですが、1曲目の『バースデイ』で感じた音の小ささは聴くに従って段々と和らいでいきます。ここでも違和感のなさは同じ。『へルター・スケルター』でリンゴの叫びがない…

The Beatles In Mono『The Beatles』Disc 1

本日は久々に休みをとりました。ここのところずっと忙しかったのと、長い通勤時間に体力が限界に近づいて来ていたので、ここらで少し小休止です。 ということでホワイト・アルバムの1枚目に突入した訳ですが、微細な違いはあるものの概ねはステレオ盤と大差…

The Beatles In Mono『Magical Mystery Tour』

これは好きな作品!でもってモノラルで聴いても違和感無し!非常に自然に耳に入ってきます。音数が増えていることも原因のひとつでしょうが、少し薄っぺらい印象のあったステレオ盤に比べて一体感があって完成形を見ている気がします。 『Flying』がモノラル…

The Beatles In Mono『Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band』

このアルバムは実はあまり好きではなかった作品ですが、09年のリマスターでその音の力強さを見直した記憶があります。今回モノラルで聴き直してみると落ち着きが再度出てしまって、元の印象に戻りました。ジャケットはインパクトがありますが、音の方は少し…

The Beatles In Mono『Revolver』

化け物に変身したビートルズの66年作品。まず冒頭の『Taxman』からして少し印象が異なりました。ギターが前面に出てきているので、大分切れ込み方が違う。『And Your Bird Can Sing』なんかもそうですが、全体に音数が多くなってきているのでモノラルでひと…

The Beatles In Mono『Rubber Soul』

ビートルズが別のバンドに化ける直前の65年リリース作品。ここから自分が聴いてきた作品に入ってくる訳ですが、モノラルになって分かるのは「普通に曲がいい」ということです。今回リリース時のステレオミックスが入っていますが、これは極端なまでの左右へ…

The Beatles In Mono『Help !』

ここから2枚はモノラルとステレオの双方が収録されているディスクになります。発売当時のステレオミックスは未CD化だったんですね。モノラルの方は『Ticket To Ride』以降の曲に少しずつ押して来るものがあります。この時期になってくると音の数や種類も多く…

The Beatles In Mono『Beatles For Sale』

このアルバムは初期5枚の中でリマスター購入後一番聴いた作品です。憂いを帯びた雰囲気がとても気に入りました。インパクトという意味でやはり自分はステレオ盤の方が好きですね。変なミックスじゃなかった記憶もありますし、曲がいいので広がりがある音の方…

The Beatles In Mono『A Hard Day's Night』

3枚目。ここから4ch録音になりますが印象は余り変わりません。落ち着いた音、というよりやはり安定感でしょうか。初期作品は自分の聴き込みが浅いので一聴しただけでは違いがすぐ体に入ってこないというのもありますが、当然左右に強引に振った構成ではあり…

The Beatles In Mono『With The Beatles』

ということで2枚目に行く訳ですが、まるでラジオから聴こえてくるようですね。前回も書いたように「モノラルは音が押してくる」と評している方の見方はちと大袈裟で、実際は心地良さの方が勝っているように思います。要は音が小さめなんですね。 エコーがあ…

The Beatles In Mono『Please Please Me』

発売からおよそ2年半経ってやっと手にしたモノボックス。実は色々なことがありました。Amazonの輸入盤を購入したら何と巷で話題の海賊盤が送られてきたのです。これはびっくりしましたね。You Tubeでも比較の動画が上がっていますし、Amazon自体のレビューに…

ジョン・レノン『Mind Games』

73年リリース。このアルバムと『Wall And Bridges』は過渡期の作品として無視されることが多いが、そうは言ってもジョン・レノンなので悪い訳はない。ということで初聴きだったが、ポップで佳作だと思う。 『あいすません』という曲があるが、何とか言う芸人…

ザ・ビートルズ『Past Masters』

やっと全部聴きました。ビートルズはシングル曲をアルバムに入れない方針だったので、『Past Masters』はさながらベスト盤、あるいは未発表曲集といった趣。であるからして、いい曲が詰まっている訳で。ビートルズのシングルB面の良さはピーター・バラカンが…

ザ・ビートルズ『Let It Be』

ラスト・アルバム。こりゃあ驚いた。 元々何か色々と喋っている音が入っているアルバムだったが、今回それがかなりクリアに聴こえる。『Get Back』の前後ってこんなに喋ってたっけ?『Dig It』の始まり方はこうっだった?といった細部の発見が非常に多かった…

ザ・ビートルズ『Abbey Road』

実質的なラスト・アルバム。69年の作品だが、音は既に70年代に突入している。密度の高いアルバムなので、通して聴くと充実感がある。 一番好きなのは『Here Comes The Sun』かな。ジョージ・ハリスンは後半本当にいい曲を書くようになった。 後半はメドレー…

ザ・ビートルズ『The Beatles』

1968年リリース。やっと自分が生まれてからのアルバムに辿り着いた。この2枚組をリアルタイムに体験した人は、次々と現れるめくるめく名曲群に目眩がしたことだろう。それくらい好きな曲が多いアルバムだ。 色んなタイプの曲が入っているが、実は『Blackbird…

ザ・ビートルズ『Yellow Submarine』

同名アニメ映画のサントラで、リリースとしてはホワイトアルバムの後に出ているが、内容的にはそれより前の楽曲群なので、まずはこちらから聴いてみた。 再録も2曲くらいあるが、ここでしか聴けない曲は粒揃い。この価値に気付くのが随分遅かったので、ビー…

ザ・ビートルズ『Magical Mystery Tour』

同名のTV番組のために作られた曲にLP未収録のシングルなどを寄せ集めた作品。ではあるが、素晴らしい曲が沢山入っていて、一瞬たりとも聴き逃せない。ビートルズで一番最初に買ったアルバムがこれでした。 お目当てはFMで聴いてぶっ飛んだ『Strawberry Field…