パーラメントBOXレビューVol.3

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遂に全人類降参の「Pファンク・アース・ツアー」まで来ました。それにしても物凄い歓声。大合唱とかしてしまう。こんなカルトな風情の集団が当時大人気だったなんて俄かには信じられません。

音質はアナログ、90年マスターと良化してきて今回決定版でしょう。でも何より偉いのは、今回はきちんと2枚組にしたことで、最終曲の「ファンタジー・イズ・リアリティ」もきっちり収録。更にはポスターとアイロンプリントのおまけの復刻と、至れり尽せり。高いんだからこの位基本かな。でも嬉しい。

この熱狂がきっちりパッケージ化されることは大切なこと。そういえばMZA有明のLIVEに連れて行ってもらった時も、ジョージ・クリントンは会場の左右に別々のコーラスをさせてましたね。それにちゃんと応える聴衆も凄いなと思いましたが、昔からこうだったんですよね。本当に聴いていてびっくりする作品です。

続いて「ファンケンテレキーVSプリシーボ・シンドローム」。ここはやっぱり「フラッシュライト」でしょう。最高です。音質的にはアナログの音が若干割れ気味だったのを思い出しました。今回のリマスターでも思い切り音が鳴っていて、音割れ寸前。でもやっとノイズの渦からグルーヴを探し出す作業が不要になりました。

思えば、90年マスターからは17年も経っているんですよね。17年って・・・。歳とる訳だよなあ。ちなみにこの作品のオリジナルは30年前のリリースとなります。恐ろしい・・・。