キリンジ ダウンロード販売

6月からキリンジが毎月新曲のダウンロード販売を始めている。不覚ながら知らなかった。一部店舗でステーショナリーブランドとの提携によるシングルCDを販売していることは先日気付いて、あわてて2作注文したが、その前にも2曲、更に今月来月とリリースが続くらしい。何ということ。

音楽配信とはずっと距離を置いて来たが、CDの時と同じようにメディア限定リリースをされてしまうと対応せざるを得ない。CDの時はXTC「ママー」のボーナストラック目当てだったが、配信はHASYMOだった。そして今回の一連のリリース。

「君のことだよ」「Ladybird」の2曲を購入。合わせて400円だから安いものだ。コレクターズ別冊にも書いてあったが、アルバムという作品形態が定着したのは60年代後半のことであり、それまではシングル中心のリリース形態が主流だった。そして、ここへきて1曲ごとの購入形態、すなわち逆戻りしている。但し、以前は流行曲には当時の世相を代表する役割があったが、今は価値観の多様化を認めるポストモダン社会なので、各々が良いと思ったものを単発で手に入れ、コミュニティに発信して同朋を募るという形に変化している。

ということで、やっぱり堀込高樹の曲がいい。