ボンゾ・ドッグ・バンド『仲良き事は美しき哉』

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ラスト・アルバム。これは辛い。7曲目なんかほとんど語りだ。日本人にはきついでしょ!本作は再結成版というより同窓会的な作品のようだが、比較的ロック色が濃い。ボンゾ・ドッグである必然性はあまりない内容だが、まあ義務として購入は基本だろう。8曲目はビートルズみたいだ。1972年作品だからその後のラトルズに繋がっていく過渡期としてニール・イネスを見ていくことになるんだろう。そう考えればまんざら捨てたものでもない。

ということで、長かったボンゾ・ドッグとの旅もおしまい。次はピーター・ガブリエルだ。もう借金で首がまわらなくなりそう・・・。私の周りの人間もヘルプやポールやレッド・ツェッペリンといった調子できつそうだが、こうしたオヤジ向けビジネスもいい加減どうなんだろう。買う方は嬉しいからいいんだが、iPOD文化との格差は益々広がっているように思う。でもオヤジはアッパーコンパチだから、両方楽しむ。一方で若者は紙ジャケの取り出しにくさを面倒と思って見向きもせず、といった構図。どっちも音楽だから根底は一緒だが、PCで音楽を聴いていると同時にWebとか見ちゃって音楽に集中出来ない。完全にBGM化しているな。音質は外付けスピーカーの接続でミニコン並みになるそうなんで、その意味ではオーディオ機器の代わりなんだろう。ITMSはシングル文化の代替物だしね。

と色々考える暇があったらVistaをインストールしなくっちゃ。