米沢の風景

昨日今日と仕事で山形県に行ってきた。昨日は米沢。

米沢は10年前に福島を担当していた時に催事で来たことがある。その際は車で山越えをした訳だが、行きの新幹線から見える山中の風景は人里離れていてとても怖かった。通過する駅の名前が「峠」だったりする。一体誰が利用するのだろう。先週かなり雪が降ったそうで、まだ結構残っていた。バラック小屋のような雪よけの屋根に連なるトンネル内にあるような数々の駅は、誰を待つこともなく佇んでおり、見れば見る程孤独感漂う恐怖を与えてくれた。

仕事が終わって移動するのにローカル線に乗ってみた。

まず戸惑うのが手動で電車のドアを開けることだ。八高線で一度体験してはいたが、なかなかこれが難しい。そして電車は2両。丁度通学の高校生で混雑していた。一心不乱に勉強している子もいれば、集団でしゃがんでいる連中もいる。不思議なのは席が空いていてもあまり座ろうとしないことだ。2駅くらいで皆降りていったから、友達と話すために座らないのだろうか。

そして大半の学生が降りたのが赤湯という駅。これは20年以上前に合宿免許をとったところだ!当時もカルチャーショックを受けたが、その時に目撃したまるでバスのような2両編成の電車に今乗っている訳で。奇妙な再会である。