フランク・ザッパ「ワカ/ジャワカ」

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一連のザッパの紙ジャケは2001年の再発当時手が出なかったため少しずつ買い集めているが、今回本作が出てきたのでやむなく購入。既に購入済みかどうか自信がなくて一瞬ダブりかと思ってたじろいだが、本作と「グランド・ワズー」は入手困難で買えていなかったことを家に帰って思い出した。

このアルバムと「グランド・ワズー」は大好きなアルバムで、その後の怒濤のディスクリート時代と合わせてお気に入り。ホット・ラッツ第2弾とも呼ばれるジャズ・ロックの名作だが、1曲目の「ビッグ・スウィフティー」は「オン・ステージ第1集」のバージョンの方が刺激的でグッとくる。スタジオ盤の本作は3曲目の間奏部分の転調とラストのタイトル曲に繋がる部分のかっこよさに尽きる。アナログで購入した当時、裏ジャケの写真を見て「いやあ渋いね~」と明大前の雀荘で言われたことを思い出す。それももう20年前のことになるのか・・・。

発表は72年。60年代末の鬼気迫る作品群も好きだが70年代の演奏はやはりピカイチだ。本作は上原ひろみも推薦していたが、ジャズ・フュージョン色が強いので聴きやすさも兼ね備えている好盤だろう。でも完成度は「グランド・ワズー」の方が上かな。