ラトルズ『オール・ユー・ニード・イズ・キャッシュ』

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恐らく『4人もアイドル』という邦題でDVD化されている映画。昨晩スペースシャワーで放映された。ラトルズといえばビートルズのパロディバンドだが、よくもまあこんな映像を作れたものだ。基本的にアンソロジーに先駆けてビートルズの歴史をパロディで振り返るというものだが、インタビューにミック・ジャガーポール・サイモンが出てきたり、ジョージ・ハリスンロン・ウッドがチョイ役で出ていたりと、どこまでがパロディだか分からなくなるような真剣さ。オノヨーコの代わりにナチスの娘が奥さん役で出ているのは笑った。

基本的にビートルズマニアであれば大笑いできるような内容なのだろうが、そこまで詳しくない私は左程楽しめなかった。ニール・イネスの書くメロディにはどこか詰めの甘さがあってイマイチのめり込めない。でも、ボンゾドッグも含めてマニアの世界だ。ファンが暴走するのをどこかで止めないといけないよなあ。