ドナルド・フェイゲン『ナイトフライ』

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ということで無事帰国。疲れた上に4kgも太った。アメリカ人は食い過ぎだ。

早速ドナルド・フェイゲンのBOXを聴いてみた。この1stは82年作でもう随分と古い作品になるが、時代を感じさせない普遍性がある。『I.G.Y.』なんかはカラオケで歌ったよなあ。

今回の目玉はMViという新メディアにある。要するにDVDなのだが、こちらに5.1ch音源やPV、歌詞やクレジットなんかもすべて入っている。随分前にムーンライダーズなんかが出したCD-ROM形式の作品があったが、それと同様の趣向でデータと作品を一緒に楽しめる仕様となっている。オープニングの画像はジャケットの煙草の煙が揺れていたりして楽しい。こういう特殊なメディアが普及するのは疑わしいが、トータルでは面白いし何よりこうしたBOXものには便利だ。ちゃんと従来のCD形式でのディスクと2枚組にしてあるので、普通に聴くこともできて完璧。

肝心の音の方はCDでしか聴いていないが、やはり以前は聴こえなかった音が聴こえた。こんなコーラスあったっけ、妙に低音が出るなあ、といった感じ。映像の方は『ニュー・フロンティア』と映画のサントラから『センチュリー・エンド』という曲が入っている。こっちは88年作なので若干音の質感が異なる。

でもこれで次のセカンドが93年だからね。インターバル空くよなあ。