フランク・ザッパ&ザ・マザーズ・オブ・インベンション『フリーク・アウト』

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昨日は休みをもらったので、ずっとためていたCDを売りにいった。出張中に出ていたザッパの再プレスを購入。これはザッパの衝撃のファースト。

最初にCD化された87年に購入していたので買い直しになる。当初は会社の人に古い方をあげる約束をしていたが、リマスターに際してザッパが音をいじっている、という書き込みを見つけてあわてて売るのをやめた。

最初に聴いたのは20年も前になる訳だが、恐る恐る聴いた割には聴きやすくて拍子抜けした覚えがある。意外とまともな曲が多いんだな。初期はドゥーワップなんかの曲も多くて、きちんとメロディーもある。ただ、荘厳な響きはあった。

今回音が違うかどうか、というとすぐには判別がつかないが、鳴っている音はエコーに包まれていて厳かな感じ。で、やっぱりかっこいい!ほんとにこんな人が1966年にこんなアルバムを、しかも最初から2枚組で出して、その後何十年も生き残っていたなんて奇跡だ。よくよく考えてみればLAの方から出てきた訳で、行った時にゆかりの地を訪ねればよかった。

鈴木慶一あがた森魚の出会いのBGMになっていたり、頭脳警察の名前の由来になっている曲があったりと伝説は尽きないが、さっきも書いた通り以外とまともな曲が多いアルバムなので、ハードルは低い。ジャケットもかっこいいよね。

古典の雰囲気がプンプンしているので、あんまり聴く回数が多くならないのだが、今回比較的音がスッキリしている印象があるので、もう少し聴き込んでみよう。なんてまたしまいっ放しだったりして。