JAPAN『孤独な影』

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1980年作のJAPAN4作目。美しい。

既にこの辺はYMOと一緒に血肉となっており、懐かしさというより体の一部だ。今回の再発は基本的に03年リマスターだが、『Burning Bridges』のイントロの音にまずは新発見。この音は聴こえなかったなあ、今まで。

4曲目の『My New Career』を坂本龍一サウンドストリートでかけて「美しい」と一言コメントしていたのを思い出す。その坂本龍一はラストの『Taking Islands In Africa』でプロデュースに参加している。ここからJAPANとYMOの蜜月が始まる訳だ。

JAPANとの出会いはYMO以降だから中学生時代。当時、坂本龍一デヴィッド・シルヴィアンの共作シングル『バンブー・ミュージック』を聴いて、この変な歌い方は何だろう、と思ったのが始まり。12インチの別バージョンを持ってることを別のクラスの奴に自慢されたっけなあ。

サウンドールなんかを見てるとJAPANの記事が載ってたので、活動には自然に追いついていった。この『孤独な影』の綺麗なたたずまいは最初は地味に聴こえたが、何度聴いても粒子のような余韻の残るクラッシックだ。