『錻力の太鼓』

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1981年作の5作目にしてラスト・アルバム。ファンになった頃には解散していたという悲しい事実。

この完成度、頂点を極めた後の影響は特にビジュアル面において顕著だったように思う。かっこいいんですよ、みんな。デヴィッド・シルヴィアンの髪型には憧れたよなあ。でも、長髪だとハードロック・ミュージシャンみたいに見えてしまうらしくて、天然パーマだったこともあり、あまりJAPANの話にはならなかった。それが高校時代のことですね。

先のCCCD2枚組は今回金が無くて売ってしまったが、『The Art of Parties』はジョン・パンターのプロデュースからアルバム用にはスティーブ・ナイに録音し直した。本作を聴いてXTCのアンディ・パートリッジは『ママー』のプロデューサーにスティーブ・ナイを起用したとのこと。

音が古くないのが凄いが、電子音に体温が宿っている感じがする。ドラムがポコポコ鳴っているのが不思議な感じ。内容は中国と日本が混ざったようなオリエンタリズムで、細野晴臣のエキゾチズムとも違う雰囲気。

『Visions of China』のPVも当時見てかっこよかったなあ。わざとらしさ一歩手前の美学。何にせよいい男なので、様になるんですよ。僕らの世代でJAPANに熱狂していた女性には会ったことがないが、油断すると隠れていたりするので注意が必要だ。飲み会でリチャード・バルビエリの話をしていたら苦笑いをされたことがある。彼女はJAPAN好きだったんだろう。

ビジュアルもさることながら、音楽性も頂点を極めているので、一聴の価値あり。