マイルス・デイヴィスの1969年のライブDVD。前半はカラーで画質が悪い。後半は演奏と音が合ってない、と散々ではあるが、『ピッチェズ・ブリュー』の時期のエレクトリック・マイルスで、メンバーもウェイン・ショーター、ジャック・デジョネット、チック・コリアとあっては見ない訳にもいかない。
演奏はやっぱり凄くて、とってもクールかつ熱い。当時は衝撃をもって迎えられたエレクトリック・マイルスな訳だが、その後のウェザー・リポートのジャズ・ロックの映像を見ているようで非常に爽快。前半のカラー映像は演奏の指や手に映像が追いつかない。チック・コリアは学者かヒッピーのような風情。ジャック・デジョネットのドラムも飛ばしている。
後半の映像はモノクロだが、演奏途中で切れてしまうという雑な作り。輸入盤なので仕方ないかもしれないが、ちょっとそれはないんじゃないのかな？
