perfumeのブレイク前夜のベスト盤がDVD付で中古の棚に並んでいたので、処分したCDの買い取り金で購入。
冒頭の『パーフェクトスター・パーフェクトスタイル』がまず最高。転調でやられてしまう。続く近未来三部作といわれる中では『コンピューターシティ』がPV含めて出色の出来。『エレクトロ・ワールド』もサビでグッと上昇していくあたりは勢いを感じる。ここで終わってしまわなくて本当に良かった。
中盤は比較的初期音源なので若干中途半端。『引力』なんかピチカート・ファイヴみたいだ。歌い方もちょっと裏返ったりして興ざめ。このままいったら確かに消えていたんだろう。つまんないもんね。羽化する前のさなぎのようだ。
声をいじる道具はオートチューンというそうで、ZAPの頃とは随分違う訳だ。そのあたりの味付けも三部作から爆発しており、DVDでのダンスも尋常ではない。
来週には電気グルーヴの新作、年末にはYMOのヨーロッパ公演ライブの発売、ということでテクノポップの当たり年を象徴するperfumeの活躍が来年も見れるかどうかは今のところ定かではない。