perfume『トライアングル』

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出た!新作!今回は初回限定盤を買えたぞ。

いいですねえ。基本線は変わりませんが、ボーカルが聞き取りにくいのと裏メロが強いのがいい。それにしても何とマニアックな音。これを大衆に届けるというのがまた憎い。奥田民生の『Lion』のようだ。ベストトラックは何といっても『ワンルーム・ディスコ』だ。

 

これは映像もいいが、ヘッドフォンで聴くとめくるめく音の波とその波間に消えていくボーカルに目眩がする。歌詞の内容とかははっきり言ってどうでもいいが、ここまで音像が複雑だとは思わなかった。

perfumeは7曲目がいいのが定番となりつつある。『Zero Gravity』はコードのあて方とすり抜ける旋律が非常に高度。一見捉えどころがない感じだが、これは凄い曲だ。やるなあ。

それから意外といいのが『Love The World』。元々シングル曲としては地味な印象があり、本人達もスルメのような曲と言っていたが、何となくその理由が分かった。

 

それにしてもブームが止まらないのは何故だ?昨年に続いて今年もテクノ・ポップの当たり年で、この後電気グルーヴの新作やYMOのDVDも出る。後はクラフトワークを何とかしてもらいたいが、あんまりリリースされると破産するのでお手柔らかに。

付属のDVDのPV映像はまるでキャンディーズのようで、音と映像イメージのギャップが楽しめる。そんなもんだしそれが肝。ライブ映像は先日放送された代々木のもの。ダンスの切れもいいなあ。