翌日は疲れ切っていたので書けなかったが、他の出演者についても補足しておこう。さもないと忘れてしまうので・・。
pupa。実はmi-guには間に合わなかったので最初に見れたのはこれだった。原田知世のコスチュームが可愛い！肝心の音の方は新曲が2曲もあった。基本線は昨年と変わらないが、原田知世が音が聴こえづらくて懸命にヘッドフォンを抑えていた昨年と比べると今年は若干の余裕が感じられた。
高野寛。『ベステンダンク』から始まり『虹の都へ』を挟んで『夢の中で会えるでしょう』で終わるというキャリアダイジェストのような選曲。新曲の『Black And White』もとてもいい出来なので、秋に出るニューアルバムが期待できる。サブステージでやるには勿体ない内容だった。
ASA-CHANG&巡礼の時は丁度キューピーさんに会いに行っていて、まともに聴けてないが、超絶テクニックのタブラが会場に鳴り響く様はまるでバングラディッシュ・チャリティ・コンサートのようだ。
コトリンゴはピアノがうまい！雰囲気は矢野顕子だったりクラムボンだったりと様々な言われようだが、単純にクラムボン的バンドサウンドは心地よかったし、サブステージのアットホームな雰囲気に一番合っていたアーティストではないかと思う。
そしてキリンジの堀込高樹率いるグラノーラ・ボーイズだ。実は密かに一番期待していたが、周囲はカントリーの調べにまったりとくつろいでいて、自分一人で立って見ていた状況だった。ちょっと地味な印象は拭えないが、堀込高樹の歌は思った以上にうまくて、これも雰囲気がWORLD HAPPINESSにピッタリの音楽だった。オリジナル曲も密かに複雑な凝った曲で、最近の細野晴臣の嗜好にも近い音色使いに好感を覚えた。ジャグバンドみたいなのをやってみても良いのではないだろうか。
ということで、見所満載のイベントだったが、来年もあるんだろうか？本当にこの機会を見逃すと死んでしまいそうな人達が晩年のピークを示しているステージなので、参加しないと後悔する。気力が続く限り続けて欲しいし、高橋幸宏の面目躍如といった趣の「いい音楽の風を吹かせる」イベントとして、次回開催も切望しておきたい。
