ザ・ビートルズ『A Hard Day's Night』

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64年リリースの3rd。まだ自分の生まれる前だ。

このアルバムから4トラック・レコーディングということで音がスッキリしてくるが、聴いていてインパクトが弱く感じた。整理され過ぎていて勢いが削がれている。ドラムの音もベースの音も何となく軽くて、ボーカルが立ち過ぎている気がした。ああ、これはもしかしてつまんないアルバムなのかなあ、残念・・。と思っていたら後半盛り返してきた。

『Things We Said Today』の凝った展開や『You Can't Do That』の黒さ。やっぱビートルズはなめたらあかん。そしてラストに必殺の『I'll Be Back』が控えていた。

 

そうかあ、この曲がここに入ってたんだ。ロジャー・ニコルズ&スモール・サークル・オブ・フレンズの1stでもカバーされていたこの美しい曲がビートルズのオリジナルだったという事実に初めて向き合った。誰かのカバーなのかと思ってましたよ。このアルバムは唯一レノン・マッカートニーで全曲通したアルバムなんだそうで、これは結構意外な事実。