ザ・ビートルズ『Rubber Soul』

f:id:tyunne:20181013183938j:plain

65年リリースのこの作品から買い直し。やはりこのアルバムからレコーディングにメンバー達がこだわり出したということもあり、格が違う。ステレオで色んな音が左右に割り振られることもあって、聴いていると世界観に目眩がするようだ。

既に旧商品は売り払ってしまって手元にないので厳密に聴き比べることはできないが、確かに音は違うと思う。通常、リマスター盤は音の大きさ自体も大きくなって音圧が増す印象が強いが、ビートルズの場合は幾分抑えめだ。だから1曲目の『Drive My Car』でベースの音にぶっとぶ、ということはなかった。

でも『Norweigian Wood』でのアコースティック・ギターの音なんかは粒が立ってリアルに聴こえるし、『Nowhere Man』ではベースの旋律が丁寧に追えているように思う。『Girl』での息を吸う音は生々しい。『In My Life』での間奏のピアノも唐突な感じがとれて自然に収まっている。

うん、満足満足。全体的に古臭い感じがとれて生々しくなった気がする。