『ベアズヴィル・ボックス』disc 2

f:id:tyunne:20181014091938j:plain

ちょっと地震に驚きながら2枚目を聴いています。

ディスク2はハングリー・チャック、ボビー・チャールズ、ジェシ・ウィンチェスター、ポール・バターフィールドといったアーシーなアメリカン・ロックを集めた1枚。96年の初回発売当時は未発表曲の嵐だったようだが、今ではリイシュー盤のボーナストラックや単独タイトルでの発売といった形で世に出ているようだ。

ボビー・チャールズは評判に惹かれてアルバムを持っていたが、ここで聴く曲は『Small Town Talk』以外は初めてのものばかり。最初に聴いた時は渋過ぎて魅力が伝わりにくかったが、今聴くと味わい深い。ザ・バンドのリック・ダンコとのデュエット曲なんていうものも収められている。ジェシ・ウィンチェスターのライブトラック『Yankee Lady』なんかは細野晴臣の『HOSONO HOUSE』を聴いているかのようだ。

ポール・バターフィールズ・ベター・デイズは名前はよく聞くが、ちゃんと聴くのは実はこれが初めて。ブルースハープの印象が強かったが、ボーカルはジェフ・マルダーだったりするんですね。細野晴臣のトリビュート・アルバムでジョン・サイモンやジェフ・マルダーなんかが『蝶々さん』のカバーをやっていたが、要は全般的にあの雰囲気。ラグタイム系の温かさと本当に音楽を愛して止まない人達の渋い演奏がそこかしこに見て取れる。

このディスクも20曲。78分。ボリュームあるなあ・・。