はちみつぱいLIVE BOX disc 7

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どこかのブログで同じようにこのボックスを1枚ずつレビューしている人がいて、後半さすがに飽きてきたようなことを書いていたが、確かに少し麻痺してくる。まるで永遠に続くかのようなこの感覚。でも次のディスクではもう解散なんだよなあ。

しばらくためていたアマゾンへの注文を昨日ポチッとやってしまったり、1/1の中目黒ラジオで夢の島YMOの音源が放送されることを楽しみにしたり、サウンドストリートの音源を聴き倒していたりと、この年末年始は色々とあるが、何にせよはちみつぱいが体に染み込んできたのは確かだ。

はちみつぱいから初期ムーンライダーズへの流れが時代とリンクしていれば、所謂ニューミュージックといわれるブームの一翼を担ったかもしれないという、そんな時代なのだ。実際、山下達郎はそこでブレイクしている訳だし。それでもムーンライダーズが時代の表舞台に出てこなかったのは、その変わり続けるスタンスに原因があるのだろう。だからこそ30年以上も続いたとも言えるが・・。

74年の池袋ホーボーズコンサートの音源は、やはりたっぷり60分。演奏は安定していて、ここまで来ると鈴木慶一ムーンライダーズだ。『スカンピン』の一節が『大寒町』の冒頭を飾るし、オープニングの『酔いどれダンスミュージック』も手慣れたもの。『月夜のドライヴ』のここでのバージョンはファンキーでいいですね。後半には細野晴臣の『Choo Choo ガタゴト』のカバーも聴ける。

アグネス・チャンのバックをやっている話がMCで出てくる。解散時に一方はその仕事に出かけて、もう一方は残って「じゃあね」と別れるみたいなエピソードが後に語られているが、そのアグネス・チャンのバックで何と武道館コンサートを今度やるという話。物凄いタイムスリップ感だ。確かPVを一緒に録ったんだよな、今年。