はちみつぱいLIVE BOX disc 9

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ボーナスディスクは凄い。はちみつぱいは解散しているので、鈴木慶一とそのグループ名義。1曲目から細野晴臣のボーカルで『福は内鬼は外』が演奏される。ベースは鈴木博文、ギターは徳武弘文だ。

75年1月に開催されたシュガーベイブの2ndコンサートからの音源。坂本龍一サウンドストリート山下達郎がゲストの回があるが、そこで坂本龍一シュガーベイブのツアーを手伝っていたエピソードが語られている。「仙台とか行ったよね、ライダーズと一緒に」なんて話しているのを聞くと、75年~76年頃と82年が繋がってきて、非常にエキサイティングだ。二人を引き合わせたのは長門芳郎で、ベアズヴィル・ボックスを監修した人でもある。これでここ最近聴いているものが全部繋がった。

最後ははっぴいえんどの『春よ来い』。大滝詠一がゲストでボーカルをとる。こりゃ凄い。鈴木慶一は一時、はっぴいえんどに誘われたことがあり、キーボードでライブをサポートしたこともある。でも、大滝詠一細野晴臣との面接らしきものの際に「好きなグループは?」と聞かれて3番目くらいにCCRをあげてボツになったそうだ。

最後に細野晴臣のMCも聴こえてくるが、驚く程声が変わらない。この日は鈴木慶一と二人で司会をやったそうだ。シュガーベイブのライブ音源も是非発掘して欲しいものだ。収録時間は22分と短いが、非常に濃い内容。