コーネル・デュプリー『Teasin'』

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Stuffのギタリスト、コーネル・デュプリーの74年リリース作。ここのところずっと聴いている坂本龍一サウンドストリートで表題曲がかかってグッときたので中古で購入。

実はフュージョンというジャンルは余り聴かないので、Stuffなんかも通り過ぎてきたが、スティーリー・ダンを聴いているとこうした人達の演奏は自然と耳に入ってきている。この人もかなり多くの作品で演奏しているようだが、その存在は不勉強ながら知らなかった。

とかくフュージョンはテクニック先行で音楽としては面白くない印象があるが、この人のギターは「歌って」いるので聴きごたえがある。ソウルフルな印象があるな。Stuffが結成されたのは76年で、フュージョンがクロスオーバー・ミュージックとして花開いていくのはこの後のようだが、比較的初期だからあまり構えてないのかもしれない。『Teasin'』もそうだが『How Long Will It Last』なんかもファンキーでいいですね。

聴いてて快適なのは間違いないが、単なるBGMで終わるか、もう少し追っかけてみるくらい染みてくるかは聴き込んでから判断しよう。