トーキング・ヘッズ『Stop Making Sense』

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トーキング・ヘッズの映画。国内盤のDVDが現在廃盤のようで、入手できなくて困っていたが、中古屋で発見!通して見るのは久しぶりだ。予告編だけ見てもカッコいい。

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公開当時はピーター・バラカンのポッパーズMTVで盛んに紹介されていたので、半分見た気になっていたが、改めて見るとまあカッコいいこと。トーキング・ヘッズは曲というよりビジュアルと一緒になってひとつの作品になるようなところがある。そういう意味ではPV全盛の時代に活動の主力が置かれたのはラッキーだった。表現手法として映像を駆使するアーティストが減ってしまったのは少し残念だし、もう少しこの辺をプロモーション手段として高度化して欲しい。

コンサートがひとつの作品として成立するようなやり方は、ある意味コーネリアスが継承者になっているような気がする。今ではDVD作品としてリリースされるくらいのものだが、この当時は映画にもなり得た。その後『羊たちの沈黙』を撮ったジョナサン・デミが監督を務めている。デヴィッド・バーンの奇妙な動きがキラー・コンテンツとなっているが、照明のあて方、影の使い方など映像的に見るべきものは多い。最初に何もないステージにデヴィッド・バーンが一人で現れてラジカセで『サイコ・キラー』を歌う。その後、メンバーが一人ずつ登場する度に段々とステージの舞台が整っていく過程で、曲も同時に演奏されていくというアイディアを実現しているところがスリリングだし、単なるコンサートの域を超えている。ほんとにアイディア豊富な人なんだなあ。カッコいいですよ、デヴィッド・バーンは。