タマコウォルズ『HOG'S BABBLE』

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青山陽一のバンドやカーネーションでドラムを叩いている中原由貴がいるバンド、タマコウォルズの公式1stアルバムが出た。元カーネーションの鳥羽修もいるということで、熱心なファンの方に教えて頂いて色々と見てはいたが、きちんと聴くのは初めて。いいですねえ。

まず演奏がタイト。リトル・フィートみたいだ。『からまわる男』と来るとカーネーションの『からまわる世界』を思い出すが、カーネーションの作品を毎回参考にしまくっていたという話もあるセロファンというバンドにいた西池崇という人もいるし、元メンバーもいて、現役ゲスト・ドラマーも在籍ということなら、当然参考にすべきバンドであることは間違いなさそう。

恐らくはライブを沢山こなして満を持してのリリースなんだろうから、演奏力が確かなのは頷けるが、それにしてもクオリティが高い。ニューオーリンズのビートは青山陽一の最近のライブでもよく耳にするが、これはやっぱり中原由貴さん凄いですね。

一瞬ボーカルの鼻にかかった感じが引っかかることはあるが、それでもこの勢いにはやられてしまいますね。ライブ楽しいんだろうなあ。

 

MySpaceで聴いて気に入っていた『灰になるまで』が入っていないのはちと残念だが、それでも全体通して捨て曲なしのほぼ完璧なデビュー・アルバムではないでしょうか。ディスクユニオンで買ったので、おまけのCD-Rも付きました。

カーネーションが『エレキング』で一皮むけたような時の感覚。ここ最近の青山陽一のライブも絶好調なので、その勢いがそのまま移植されてパッケージされている感がある。奥のドラマーが中原さん。

演奏がグルーヴィーなのがいい。これは来ましたね!