これもずっと探していたCD。ミック・カーンと同じくジャニスに置いてあった。わざわざお店の人に倉庫まで取りにいってもらいました。ジャニスさんどうもありがとうございます。何ていい店なんだ。
不思議なことにこちらも87年リリース。いやあ、よく聴いたなあ。発売当時はピーター・バラカンのポッパーズMTVでも放送されたし、FMでも紹介していて、当時鈴木さえ子が「毎朝聴いてます」とか言ってました。
弦楽器を多く使ったクラシック風のアレンジで、アコースティックな音に透明感のあるボーカルが乗る独特のスタイルは非常に神々しい。でもやっぱり曲がいいのがポイント。『Cavalry of Cloud』は言うに及ばず、A面の曲はすべていい。B面1曲目の『Southern Bess / A Field Holler』『Anatomy of Love』なんかも軽快でいい曲だ。
ロックとクラシックの融合なんていう大それたコンセプトなんか掲げずに、ごく自然に弦楽器や管楽器とアコースティック・ギターを絡めて優雅でポップな音を紡ぎ出すスタンスは特筆に値する。ここまでバランスのとれたアルバムは後にも先にもそうないんじゃないでしょうか。
こちらもアナログは既に劣化が激しくて聴きづらい状態にあったので、嬉しい発見。それにしても長く探していたものがここのところ一気に見つかる。久しぶりにジャニスに行ったが、相変わらずのツボをついた品揃えに思わず没頭しそうになった。