デヴィッド・バーン&ブライアン・イーノ『Everything That Happens Will Happen Today』

f:id:tyunne:20181014183848j:plain

08年リリースの27年ぶりコラボ作。こりゃあいいわ!

何てポップなんでしょう。『Wanted For Life』なんてトーキング・ヘッズみたいじゃないですか!最近のブライアン・イーノはどうもポップなようで、ロバート・ワイアットの時にもそれは感じていた。この作品は00年からシコシコと録音していたトラックにデヴィッド・バーンが歌を乗せたものらしいが、個別に録音したとは思えない程息があっていて、非常によろしい。『Strange Overtones』はKiKiKIRINJIで聴きました。

 

ミュージック・マガジンをひっくり返していたら、中田ヤスタカの特集号で新譜で紹介されていた。同月にはThe Bird And The Beeの2ndも紹介されていて、こりゃあ何たる偶然。最近聴いているものが何故か同期している。

『ブッシュ・オブ・ゴースツ』は残念ながら未聴だが、『リメイン・イン・ライト』の布石になった作品として言及されることが多い作品。これは聴いとかないと、といってもこの作品とはテイストが異なるんだろうけど。『Poor Boy』なんかはその片鱗を感じることができる作品なんじゃないかと思うが。

いずれにしろ、オッサンが元気で、全盛期の再来を緩やかな形で予感させるという意味で「長く聴いてるといいことがある」というありきたりな感慨を覚えてしまいました。傑作だと思います。