スコラ 坂本龍一 音楽の学校 バッハ編第4回

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今、見終わりました。いやあ良かった。次のジャズ編も楽しみ。

グレン・グールドの映像を初めてみたが、とてもエキセントリックな人なんですね。片手で指揮をしながら弾いてみたり、フレーズを歌いながら感情的にピアノを叩いたりと、バッハの再解釈としても工学的な実験をしているようで、音楽の魅力に取り憑かれた人には非常に「響く」人だったんじゃないかと。

今回は対位法の話だったが、「前回が縦だとすると今回は横」という図形的な示唆を提示して授業を進めていく坂本龍一の姿は今回もとても嬉しそう。非常に分かりやすいし、音楽の構造が知的興味をそそられる対象であることを映像的に良く表現できている。浅田彰も再登場。ビジュアル的にインパクトのある人だ。サエキケンゾウみたい。100年間忘れられていたバッハの音楽が再発見されたのは古学マニアの存在がある、みたいな話も面白い。

バッハは自らの名前BACHを音に置き換えて旋律として楽曲に忍ばせた、という話はスリリングだ。コンピューターのプログラム言語にアニメのキャラクターの名前を忍ばせるようなオタクの所作と酷似している。なるほどこれで即興演奏が数学的に成り立つのか、と最後の坂本龍一の演奏で思い知らされたが、次のジャズにも繋がりそうな話で興味をそそられた。

内容の濃い4週間だったが、このクオリティを持続できれば、この番組は永久保存版だろう。楽しませて頂きました。