スコラ 坂本龍一 音楽の学校 ジャズ編第1回

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例によって録画で今見ました。いやあジャズ編も面白いなあ。『音楽図鑑』を聴きながらこれを書いています。

ジャズもはっきり言って自分はまだまだうとくて、せいぜいエレクトリック・マイルスぐらい。『真夏の夜のジャズ』は繰り返し見ましたけど、器楽としての楽しさにまだ入っていけない。即興演奏の快楽はザッパ以降何となく分かってきたので、いずれ突っ込んでいきたいと思ってはいても、カタログが膨大過ぎてどうしても踏み出せずにいます。

ところがこうして源流を教えてもらえると、少し違って見えてくる。西洋とアフリカが新大陸で出会ったところが起源だとすると、音階とリズムの融合な訳で、そりゃあ面白くない訳がない。奴隷市場が発端だとすると悲しい歴史だけれども、そうしたところにやはり音楽は生まれてくる訳で、本当に日々の生活に明かりを灯す触媒として大切なものなんだなあと実感しました。ブルース、ラグタイムニューオーリンズのマーチが影響を及ぼしたなんて話は普段聴いてる音楽が源流にあるということじゃないですか。そりゃあ素晴らしい。

最終的に西洋音階に帰結すれば、それまでは上もので何をやってもいい、という山下洋輔の解釈は自由で素敵ですね。コール・アンド・レスポンスが出てきたり、ブルー・ノートの意味を解説してくれたりと、「なるほど」と思わせる内容が今回も満載で、とても楽しめました。

実は昨日遂にDrums & Bass編のcommmons schola vol.5を買ってしまいまして、YMOピーター・バラカンの座談会を読んだばかり。来月はこれなんだから益々楽しみですが、しばらくはジャズの歴史を学ぶことにしましょう。先日WOW WOWで放送された「洋楽ライブ伝説」のマーヴィン・ゲイのライブを繰り返し見ていますが、「人生とは学ぶこと」という普遍的なメッセージを最後にマーヴィン・ゲイが話していて、とても共感できました。日々の成長が生きる意味だ、という話は田坂広志の仕事論にも通じるものがあって、オッサンには非常に響くものがあります。これなんだよなあ、勉強ってのは。勿論座学だけでは駄目ですけどね。

頭使うなあ、連休なのに・・。